ニュイ・サン・ジョルジュ一級クロ・デ・コルヴェ・パジェ2012(ドメーヌ・アルヌー・ラショー)

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 13,420円(税込)
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SOLD OUT

ヴォーヌ・ロマネの名門アルヌー・ラショーが造る
プリューレ・ロックのクロ・デ・コルヴェで有名な
一級オー・コルヴェの副区画クロ・デ・コルヴェ・パジェ



2021年12月入荷の、10年の時を経て、飲み頃で、価格面でもお得な蔵出し正規品のバックヴィンテージ
前当主パスカル・ラショーの造るラスト・ヴィンテージ
「ニュイ・サン・ジョルジュ一級
クロ・デ・コルヴェ・パジェ2012」


 ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌとして名高いドメーヌ・アルヌ・ラショーは、ヴォーヌ・ロマネを中心に素晴らしい数々のクリマを所有し、畑の総面積は13ヘクタールを超えています。

 そのラインナップは、ロマネ・サン・ヴィヴァン、エシェゾー、クロ・ド・ヴージョ、ラトリシエール・シャンベルタンの四つの特級畑に加え、特級に匹敵するポテンシャルを持つヴォーヌ・ロマネ一級レ・スショとじつに豪華で、本拠地ヴォーヌ・ロマネの隣のアペラシオンであるニュイ・サン・ジョルジュにも多くの畑を所有しています。

 ニュイ・サン・ジョルジュ一級クロ・デ・コルヴェと言えば、ブルゴーニュ愛好家の方であれば、直ぐにドメーヌ・プリューレ・ロックの単独所有畑「クロ・デ・コルヴェ」が頭に浮かぶと思います。

 実は、「クロ・デ・コルヴェ」は、ニュイ・サン・ジョルジュのプレモー地区にある一級畑「オー・コルヴェ」の中にある三つの副区画の内の一つなのです。一級畑オー・コルヴェは面積7.54haで、三つの副区画である、「クロ・デ・コルヴェ(5.13ha)」、「クロ・サン・マルク(0.93ha)」、「クロ・デ・コルヴェ・パジェ(1.48ha)」から構成されおり、クロ・デ・コルヴェはプリューレ・ロック、クロ・サン・マルクは、パトリス・リオンの単独所有畑となっています。

 クロ・デ・コルヴェ・パジェの全面積1.48haの約1/3に相当する、0.55haの区画を持つ最大の所有者がアルヌー・ラショーです。アルヌー・ラショーのクロ・デ・コルヴェ・パジェは、小石の多い土壌と1921年に植えられた高い樹齢の葡萄樹のために、収量は少なく、ニュイにしては異例なほどのミネラル感のある、口当たりの優しいワインとなります。

 下に、クロ・デ・コルヴェ・パジェ周辺の航空写真地図を掲載していますので、それぞれの畑位置をご確認ください。


 「コルヴェ(Corvees)」とはフランス語の「雑役とか賦役」の意味で、その名の通り14世紀頃は税金を納めることができない農民が領主に無償の労働提供することで労働地代を払うために指定された畑でした。日本でも平安時代は「租庸調や雑徭(労役)」といった税制度がありましたが、その雑徭にあたるものです。
 
 こちらの商品は「ニュイ・サン・ジョルジュ一級クロ・デ・コルヴェ・パジェ2012」です。

  2012年ヴィンテージはブルゴーニュの生産者にとって天候に悩まされたヴィンテージでした。3月の霜害、4月から6月の多雨による病害、夏の突然の気温上昇と雹を伴う暴風雨の繰り返しで、葡萄にはクルール(花ぶるい=初期の葡萄が成長せず落果すること)やミルランダージュ(葡萄が肥大しないまま残ること)も多く見受けられ、生産量が激減する年となりました。

 しかし、こうした悪条件を乗り越え、ミルランダージュによる小粒の実を付けた葡萄は果実味も酸味も濃縮感が有り、液量に対する果皮の割合の増加でタンニンも豊富で、生産量こそ少ないもののワインの質としてはいわゆるビックヴィンテージに近いものとなったのです。

 同時に2012年はドメーヌ・アルヌー・ラショーにも大きな変化が起こった年です。というのは、2011年にドメーヌに参画した25歳の息子シャルルが2012年から醸造を全面的に担当することとなり、2012年の健全な葡萄を見て、父パスカル・ラショー時代にこだわっていた100%除梗をやめて、全房発酵の比率を飛躍的に高め、ドメーヌのスタイルを大きく方向転換したためです。

 そうして造られた2012年ヴィンテージのワインはピノ・ファンのブルゴーニュからロマネ・サン・ヴィヴァンまでエレガンスとフィネスに富んだ秀逸な出来栄えのものでした。この成功で後継者ができたと安心したのでしょうか、翌2013年には、パスカル・ラショーは息子シャルルにドメーヌを譲り、引退することになりますので、2012年はパスカル・ラショーのラスト・ヴィンテージでもあります。
   
 若き当主シャルル・ラショーが初めて造ったこちらの「ニュイ・サン・ジョルジュ一級クロ・デ・コルヴェ・パジェ2012」は、2021年12月にラックコーポレーションから入荷した好コンディションのものですが、そろそろ飲み頃で、価格面でもお得な蔵出し正規品のバック・ヴィンテージは貴重で、お薦めです。

 ご参考までに、アルヌ・ラショーの最新ヴィンテージ2018年のニュイ・サン・ジョルジュ一級クロ・デ・コルヴェ・パジェ2018の輸入元希望小売価格は税込27,500円となっています。
 

 こちらはラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ニュイ・サン・ジョルジュ一級
    クロ・デ・コルヴェ・パジェ2012
    
仏語名:2012 Nuits-St-Georges 1er Cru
     Clos des Corvees Pagets

生産者:ドメーヌ・アルヌー・ラショー
    (Domaine Arnoux Lachaux)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン



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