シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ビュシェールV.V.2019[ドメーヌ・ペロ・ミノ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 16,940円(税込)
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シャンボール・ミュジニー南端の一級畑コンブ・ドルヴォーと北端の村名畑レ・ビュシェール及びレ・ドラゼをアッセンブラージュした村名ワイン

葡萄の樹齢は100年の超ヴィエイユ・ヴィーニュ
2017年から新銘柄としてリリースされ、2019年は2079本生産されたペロ・ミノ銘柄中No.1のお買い得人気キュベ
[シャンボール・ミュジニー
 オルヴォー・デ・ビュシェール V.V.2019]



 クリストフ・ペロ・ミノが父アンリの後を継いだのは1993年ですが、それ以前のドメーヌ・ペロ・ミノのワインは大半がバルク売りされ、ドメーヌの評価もさほどのものではありませんでした。
しかし、現当主のクリストフ・ペロ・ミノが修業から戻り、ワインを手がけるようになった後、ほぼ全量ドメーヌ元詰めとなり、このドメーヌは一気に注目を集めるようになります。

 ただ、1990年代のペロ・ミノのワインは、抽出が強く、樽香が強い生産者の代表とされおり、アメリカ市場を意識したこのようなパワフルな造りの全盛時代の潮流に乗ってワインを造り、それにより実際に成功をおさめていたことも事実です。

 しかし2000年からペロ・ミノのスタイルはこれまでの濃厚なスタイルから軽快・繊細なスタイルへと大きく変わります。
この変化の契機になったのが、師と仰ぐブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエ氏の存在です。アンリ・ジャイエの最後の弟子とも言われるクリストフはジャイエ氏から「怠け者になれ」という含蓄ある言葉をもらったそうです。

 それ以降、これまで二週間にも及んだ低温侵漬を一週間弱にし、抽出方法もビジャージュ主体からルモンタージュ主体へと変え、新樽率も村名で20%、1級、特級で30%、焼き加減もミディアムに抑え、テロワールを重視するアンリ・ジャイエ・スタイルの現代的再現を目指し、優しくすっきりと軽く、透明感のある味わいへと変貌を遂げ、これにより一気にスーパースターの仲間入りをすることになります。

 この醸造における変化と同時に2000年にヴォーヌ・ロマネの名手ペルナン・ロサンの畑を購入し、ドメーヌの拡大にも着手します。メルム家からもたらされた畑はジュヴレ・シャンベルタンとモレ・サン・ドニだけでしたが、ペルナン・ロサンの買収により、ヴォーヌ・ロマネとニュイ・サン・ジョルジュのクリマが新たに加わり、ラインナップが驚くほどに充実し、これが一流ドメーヌに押し上げる要因ともなったわけです。

 シャルム・シャンベルタンを始めドメーヌ・ペロ・ミノの畑の多くは母方の祖父であるメルム家から相続したもので、母親同士が姉妹で、同じくメルム家から相続した、道の向こう側にあるドメーヌ・トープノ・メルムと畑のラインナップが似ているのはそのためで、両ドメーヌとも非常に珍しいレア畑かつ古樹の畑を受け継いでいます。

 こちらの商品は、2017年が初ヴィンテージで、今回が三年目のリリースとなる「シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ビュシェールV.V.2019」ですが、このワインは少し説明が必要です。

 元々ペロ・ミノにはシャンボール・ミュジニー北端のモレ・サン・ドニ村境に位置し、ジョルジュ・ルーミエのモノポールのクロ・ド・ラ・ビュシェールと接する[レ・ビュシェール(Les Bussieres)]とその隣の[レ・ドラゼ(Les Drazey)]の二つの村名格畑の古樹の葡萄で造る村名ワイン「シャンボール・ミュジニーV.V.」がありました。

 そして、2013年から、シャンボール・ミュジニーV.V.は品質向上のため、一級畑コンブ・ドルヴォー区画40%と二つの村名区画60%をアッサンブラージュして造るようになりました。

 「黄金の谷=Combe D'Orveau」の名を持つシャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォーはメルム家から相続したレア畑の一つで、北と東を特級畑ミュジニーに、南を特級畑エシェゾーに囲まれた一級畑ですが、ここにペロ・ミノが所有する面積1.14haの区画はジャック・プリウールの特級ミュジニーの区画に地続きで隣接し、北隣にあるミュジニーとも同じ高さにあり、ここが特級でないのが不思議なほど、卓越した立地の畑でした。

 シャンボール・ミュジニー一級コンブ・ドルヴォ―には通常のV.V.キュヴェとキュヴェ・ウルトラ(※昔は特級ミュジニーだった区画)の2種類がありましたが、2013年からはシャンボール・ヴィラージュの品質をさらに上げるため通常のV.V.キュヴェを造るのを止め、この葡萄を村名シャンボール・ミュジニーにデクラセし、統一することとしたのです。

 そして、これまでのシャンボール・ミュジニーV.V.を改称し、新たな銘柄「シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ビュシェールV.V.」としてリリースを開始したのが2017年ヴィンテージからです。

 シャンボール北端のレ・ビュシェール及びレ・ドラゼとシャンボール南端のコンブ・ドルヴォーから収穫された、樹齢なんと100年という超ヴィエイユ・ヴィーニュの葡萄の醸造は初めからヴィラージュ部分とコンブ・ドルヴォ―部分をアッサンブラージュして行います。

 樽熟成はこれまでのヴィラージュより2か月程長くしており、これにより、まろやかな果実味、酸、角の全くないタンニンが深みを感じさせる味わいとなっており、ドメーヌ・ペロ・ミノのラインナップ中、一番のお買い得キュベと言える人気ワインです。

 シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ビュシェールV.V.三年目のリリースとなる、2019年のヴィンテージ評価は、各種ヴィンテージ・レポートによれば、『2019年は4月の気温低下による霜害、初夏の天候不順に伴う花ぶるいや結実不良、更に、夏の酷暑と水不足により、収量は2018年より25%〜35%減少するものの、陽射しに恵まれて、収穫された葡萄の熟度は高く、酸も豊かであることから品質は極めて良好で、年号末尾に「9」の付く年は優良年というジンクスは守られる』とのことです。しかし、『2019年産のワインの品質は優れているものの、生産量が減少していることから、価格は2018年より高めとなる』旨も報告されています。

 事実、「シャンボール・ミュジニー オルヴォー・デ・ビュシェール V.V.2019の生産本数は2079本で、2018年の2664本、2017年の3256本と比べてこの三年間で最も少なくなっています」ので、お買い求めはお早めに。 


 こちらの商品は、2021年11月に再入荷した、ラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品となりますが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。


【商品内容】
商品名:シャンボール・ミュジニー
    オルヴォー・デ・ビュシェールV.V.2019 

仏語名:2019 Chambolle-Musigny
     Orveaux des Bussieres V.V.

生産者:ドメーヌ・ペロ・ミノ
    ( Domaine Perrot Minot)

容量 :750ml
タイプ:赤ワイン

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