かつては五大シャトーのシャトー・オー・ブリオンの一部
”小さな宝石のよう”と称えられる珠玉の小規模シャトー
「シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン」
生産量2万5千本で、日本への輸入も極僅か
[PP94+点]を獲得した優良年2015年のシャトー蔵出しの
「シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン ルージュ2015」
シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、ボルドー市に畑の区画がある唯一のシャトーで、所有する葡萄畑は10haほどの小規模なシャトーです。
シャトーの名前の中に「オー・ブリオン」が入っているように、シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、五大シャトーの一つシャトー・オー・ブリオンの向いに位置し、かつては、シャトー・オー・ブリオンの一部だったという歴史的経緯もあり、土壌の種類はシャトー・オー・ブリオンと同じという素晴らしい葡萄畑を持っており、著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンのワインは、シャトー・オー・ブリオンに決して引けをとらない複雑さがあり、手を尽くして探すだけの価値がある」と高く評価しています。
シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンの名は、1584年から1789年まで所有していたカルメル会修道院に由来し、フランス革命後、ボルドーのネゴシアンのシャントカイユ家が買収し、1800年代初めに現存するシャトーを建設し、3haの庭園を造成、「ボルドーの至宝」としてボルドー市民の憩いの場にもなっています。
最近では、2010年に地元資本が買収し、多額の資金が投下され、葡萄畑の改善や醸造・熟成設備の新設が計画されているようです。
シャトー・レ・カルム・オー・ブリオンは、「小さな宝石のようなシャトー」とも言われる小規模シャトーのため、生産量は年間25,000本と他のシャトーに比べて桁違いに少なく、しかも大部分がヨーロッパ市場に向けられるため、日本への輸入も極僅かで、市場で見つけることはなかなか難しく、このシャトー名をご存じでない方も多いようです。
ベリー・ブラザーズ&ラッド社ヴィンテージ・レポートは、「2010年以来の優良ヴィンテージと言われる2015年の中でもグラーヴとペサック・レオニャン地区のほとんどのワインは優良だった」と述べており、事実、真向いにあるシャトー・オー・ブリオン2015がパーカーポイント満点の100点を獲得しており、パーカーポイント「94+点」の高得点を獲得したシャトー・レ・カルム・オー・ブリオン2015は、特にお薦めです。
セパージュもボルドーの他のシャトーと異なり、カベルネ・フラン54%、メルロー32%、カベルネ・ソーヴィニョン14%と独特で、高いカベルネ・フラン比率が並外れたフィネスと爆発的な香りをもたらしています。
こちらは2021年6月中旬に当店に入庫したラックコーポレーション輸入のシャトー蔵出し品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
商品名:シャトー・レ・カルム・オー・ブリオン ルージュ2015
(2015 Chateau Les Carmes Haut Brion Rouge)
容量750ml 赤ワイン