”ピュリニーの至宝”ルフレーヴがエスプリ・ルフレーヴの名前でリリースするモンラッシェと並び称される世界最高の白ワイン
[特級コルトン・シャルルマーニュ]
霜害により収量が激減した2021年にブティーユ瓶で僅か229本のみ造られたドメーヌ蔵出し正規品の稀少キュヴェ
[特級コルトン・シャルルマーニュ2021]
ドメーヌ・ルフレーヴといえば、透明感とミネラル感あふれるワイン造りで、ブルゴーニュの白ワインの最高峰と言える存在です。
ピュリニー・モンラッシェにおよそ25haもの葡萄畑を所有し、しかも、その大部分を特級畑と一級畑が占めている大ドメーヌで、”ピュリニーの至宝”とも称えられる珠玉のドメーヌです。
ドメーヌ・ルフレーヴでは、2004年にマコネの地に進出し、それ以降マコン・ヴェルゼやプイイ・フュイッセでも、秀逸な白ワインを造ってきましたが、2018年にまた大きな動きがありました。それがこの「エスプリ・ルフレーヴ(ルフレーヴの精神・真髄)プロジェクト」開始です。
2017年にルフレーヴの総支配人に就任したピエール・ヴァンサン氏は、ワイン造りにおいて赤白ともに実績があり、その才能を認めている現当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、従来のコート・ド・ボーヌやマコネでのワイン造りから、新たにシャブリやコート・ド・ニュイまでより広域かつ多彩なポートフォリオを揃えるために、この「エスプリ・ルフレーヴ プロジェクト」の開始を決断したのです。
エスプリ・ルフレーヴでリリースされるワインは買い葡萄で造られますが、オーガニック、またはバイオダイナミックで栽培される樹齢の高い葡萄樹を持つ契約農家を厳選し、葡萄はドメーヌ・ルフレーヴのチームによって収穫され、ピュリニーのルフレーヴの施設で醸造されます。
エスプリ・ルフレーヴの記念すべきファースト・ヴィンテージ2018年は白5、赤3の合計8銘柄がリリースされ、生産量も控えめながら、ルフレーヴのラインナップに多様性をもたらすことになり、大きな注目を集めました。四年目となる2021年ヴィンテージは、白8と赤6銘柄となりましたが、この中には従来ネゴス・ブランド「ルフレーヴ・エ・アソシエ」の名前でリリースしてきた、「ブルゴーニュ シャルドネ」、「オーセイ・デュレス ブラン」、「ピュリー・モンラッシェ ブラン」の2023年ヴィンテージの3銘柄も含まれています。これにより、ルフレーヴ・エ・アソシエの名前は姿を消し、ネゴス物は、「エスプリ・ルフレーヴ」に集約し、一本化されるようです。
こちらの商品はエスプリ・ルフレーヴの四年目のリリースとなる最新ヴィンテージ2021年の[特級コルトン・シャルルマーニュ2021]です。ルフレーヴが買い葡萄にせよ、モンラッシェと並び称されるコルトン・シャルルマーニュを造るのは勿論初めてで、南東に面したコルトンの丘の最良の区画の葡萄から、2021年はブティーユ瓶で僅か229本のみ造られた稀少キュヴェです。
エスプリ・ルフレーヴのコルトン・シャルルマーニュのこれまでの生産本数の推移を見ると、初ヴィンテージの2018年がブティーユ瓶(750ml)[527本]、マグナム瓶[24本]、2019年ヴィンテージが、ブティーユ瓶[230本]、マグナム瓶[24本]、前年2020年ヴィンテージがブティーユ瓶[254本]、マグナム瓶[24本]、最新ヴィンテージ2021年は、ブティーユ瓶[229本]、マグナム瓶[24本]でしたので、2019年とほぼ同数、対2021年では10%減少、2018年に対しては半減しています。
ピュリニー・モンラッシェのドメーヌ物から1年遅れでリリースされるエスプリ・ルフレーヴの最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。
また、ドメーヌ・ルフレーヴでは、2021年のブルゴーニュについて、次のようにコメントしています。全生産者にほぼ共通していますので、2021年のヴィンテージ情報として参考になさってください。
『2021年は霜が降り、湿気も高く、この年は葡萄にとっては特に厳しい年で、収量は平均的な年間の収量の半分以下にまで減少し、この30年間で2番目に少ないものでした。
4/6〜4/8日は3日間降雪があり、そして3波にわたって厳しい霜に見舞われ、発芽の早かったシャルドネは大きな被害を被りました。その後4月〜5月は、雨の多い、涼しい気候が葡萄の成長を遅らせました。それに続く6月は気候の変化が大きく、嵐と熱波が繰り返し発生。ソリュトレでは雹が降り、雷雨も頻発しました。7月以降は、雨の多いジメジメした天気の夏で、ベト病とウドンコ病の脅威が止まず、私たち葡萄栽培家の専門的な介入を必要としました。
しかし、8月後半になると太陽が現れ、気温が大幅に上昇。この天候が9月の上旬まで続き、葡萄の成熟の進みを挽回することができ、ドメーヌ・ルフレーヴの収穫は、9月22日から開始しました。(昨年2020年は8月20日に収穫を開始しています)
この複雑な2021年は、霜害と湿気に悩まされ、収量も激減し、例えばシュヴァリエ・モンラッシェでは、区画により33%〜80%の収量を失うほど深刻なものでした。
しかしながら、このような厳しい条件の中でも逞しく育った葡萄の成熟度は高く、潜在アルコール度数は12.5度で、満足度が高いヴィンテージとなることが約束されました。』
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:特級コルトン・シャルルマーニュ2021
仏語名:2021 Corton Charlemagne Grand Cru
生産者:エスプリ・ルフレーヴ
(Esprit Leflaive)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン