サン・ヴェラン レ・ポマール 2023[ドメーヌ・バロー]

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販売価格 4,620円(税込)
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AOCサン・ヴェランの区画名付きのヴィラージュ白ワイン
[サン・ヴェラン レ・ポマール ]


2年連続で質量共に豊作となった優良年、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品
[サン・ヴェラン レ・ポマール 2023]


 ドメーヌ・バローはプイイ・フュイッセのヴェルジソン村に1890年から続く歴史あるドメーヌで、奇岩ヴェルジソン山の麓に居を構えています。祖父のジョゼフは1939年にはすでにワインの一部を元詰めしており、四代目当主のダニエル自身は、1982年からワイン造りを始め、1995年に畑を受け継ぎ、2006年にドメーヌ入りした息子のジュリアンと共に働いていましたが、現在は息子のジュリアンが五代目当主としてドメーヌを運営しています。

 ブルゴーニュ・ブランとして大量のワインを生産するマコネ地区では作業面で楽で、コストのかからない機械収穫をする農家が大半ですが、ドメーヌ・バローは、完全に手摘みで、他の生産者とは一線を画しており、高い意識を持って個々のテロワールの美質を発揮させると共に畑や醸造所でも細心周到な仕事に徹しています。

 葡萄栽培は1995年頃にプイィ・フュイッセのラ・ヴェルシェールの畑でビオロジック農法を試し、その後、徐々に広げて2005年頃から全所有畑をビオロジックにより栽培しており、厳しい基準で知られる「AB認証(Agriculture Biologiqueの略称で、フランス農務省認証)」と「EUオーガニック認証(ユーロリーフ認証)」を受け、下の写真の通り、その二つの認証マークをボトルの裏ラベルに掲載しています。


 このようにして生まれるドメーヌ・バローのワインは、どのワインも期待にたがわぬ重量感を備え、ワイン毎に異なる精緻な味わいが感じられ、秀逸なアペラシオン「プイイ・フュイッセ」の中でも傑出したドメーヌです。

 また、ドメーヌ・バローの全ラインナップ商品の価格帯は3000円〜9000円台で、ベーシック・キュヴェはディリーワインの範疇ですが、アン・ビュラン、レ・クレイ、シュール・ラ・ロッシュ、レ・ヴェルシェール、アン・フランス等のプイイ・フュイッセの畑名付きの上級キュヴェは、「数年の熟成を待つべし」とされ、コート・ドールの格付け白ワインに引けを取らないほど高品質のもので、近年のブルゴーニュワインの価格高騰の中にあって、お手頃な価格で、これほど秀逸なシャルドネを提供するドメーヌは他に見当たらず、まさに「カリテ・プリ(Qualite Prix=価格以上の価値のある品質)の筆頭」として挙げられるお薦めのドメーヌです。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2023年のドメーヌ蔵出し正規品[サン・ヴェラン レ・ポマール2023」です。

 AOCマコネの格付けにおいて、一番下位にあるのがマコンとマコン・ヴィラージュで、これがマコネの地域名(レジオナル)ワインとなり、20の特定生産区域は、マコンの後にコミューン名を付けることができます。マコン・ヴェルジッソンやマコン・シャントレ、マコン・ヴェルゼ、マコン・フュイッセ等がそれにあたりますが、バローでは、このベーシック・クラスで[マコン・ヴェルジッソン ラ・ロッシュ]、[マコン・フュイッセ レ・シャイユ]、[マコン・シャントレ レ・ピエール ポリ]の3銘柄をリリースしており、いずれもお手頃価格でバローの入門編(エントリー・キュヴェ)としてお薦めです。

 その上に位置付けられるミドル・クラスが、マコネの村名(ヴィラージュ)ワインで、プイィ・フュイッセ、プイイ・ロシェ、プイィ・ヴァンゼル、サン・ヴェラン、ヴィレ・クレッセの5つがあり、その中の筆頭にあげられるのがプイィ・フュイッセです。プイィ・フュイッセに続くのが、こちらのサン・ヴェランでしょうか。

 サン・ヴェランは、マコネ地区の南端に位置する1971年制定の村名AOCで、下の葡萄畑地図の通り、プイィ・フイッセによって南北に分断された形になっています。サン・ヴェランを名乗れるのは、北側がダヴァイエ、プリセ、ソリュトレ・プイィの3村、南側がシャーヌ、レーヌ、シャスラ、サン・ヴェランの4村ですが、この7村の中で最も葡萄栽培面積が少ないサン・ヴェラン村がサン・ヴェランのAOC名称となったのは、当時、「サン(Saint)」を含むアペラシオン名称が消費者受けが良かったためのようです。


 ドメーヌ・バローが所有するサン・ヴェラン レ・ポマールの畑は北東向きの斜面で、その昔は採石場で、石灰岩質の強い土壌から豊かなミネラルと豊潤 で凝縮感のある果実味に満ちた口当たり円やかな白ワインを生みます。ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏も、『印象的なワインで、バローの作が良く知られる』と述べており、このクリマを代表するワインです。

 畑は、ヴェルジッソンとソルトレの境に位置し、プイィ・フュ イッセ レ・ポマールの畑に隣接しています。葡萄樹の樹齢は、40年〜60年で、生産本数は約4500本です。

(*注)レ・ポマールの北向き斜面の上方は、ソリュトレ村に属し、プイイ・フュイッセ レ・ポマールとなりますが、斜面下方は、ダヴィエ村に属するため、サン・ヴェラン レ・ポマールとなります。両者は同じ斜面にあるため、本来同じプイイ・フュイッセを名乗っても良いと思われますが、1920年代にAOCプイイ・フュイッセが制定された時、ダヴィエ地区もこれに含まれるよう申し出をしましたが、その当時ダヴィエの畑の大部分がシャルドネではなく、ガメイが占めていたこともあり、AOCプイイ・フュイッセへの編入を断られたため、品質や土壌の差ではなく、単に村境により異なるアペラシオンとなりました。)

 ドメーヌ・バローは、下に掲載の写真の通り、公式HPに所有畑の位置を公開していますので、畑の位置をご確認下さい。


 ブルゴーニュワイン委員会(BIVB)は2023年12月19日、2023年ヴィンテージについて、『平年より穏やかな冬から始まり、ジェットコースター のような春を迎えて、芽吹きは平年より遅くなり、ほとんどの葡萄の樹は春の霜を免れた。生育は2022年の大豊作の後の再成長もあり、ややバラバラに進んだが、5月は生育に好条件となり、月末から気温が上昇し開花に向けた急速な進展を促した。6月と7月は不安定で、7月は交互に雷雨があり、最高気温は35-36度、湿度は高かった。7月11日と15日に雹が降り、マコネ南部、コート・シャロネーズ北部、ムルソー、ディジョン周辺に局地的な被害をもたらしたが、全体的には無傷だった。8月は雨が降ることもあったが、その後は季節外れの高温と日照が続き、多くのワイン生産者は葡萄の鮮度を保つために夜間や早朝に収穫を行った。その結果、近年、ブルゴーニュでは豊作の年が連続することはなかったが、優れたヴィンテージだった2022年に続き、2023年も品質の高い葡萄が収穫できた。』というレポートを発表しており、優良年として期待できます。

 特に次の2024年ヴィンテージは、天候不順による収量不足が懸念されているだけに、質・量共に豊作な優良年2023年ヴィンテージはお薦めです。 

 
 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。

【商品内容】
商品名:サン・ヴェラン レ・ポマール 2023

仏語名:2023 Saint-Veran Les Pommards   
 
生産者:ドメーヌ・バロー
   (Domaine Barraud)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン

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