シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン2018 [ポィヤック/Puillac]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 22,990円(税込)
在庫数 1本
購入数

男性的でポイヤックらしい荘厳なワインを造る
メドック格付け第2級シャトー
「シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン」


2024年6月入荷のシャトー蔵出しのバック・ヴィンテージ
[シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン2018]


 1855年のボルドー格付けで、堂々たる第2級に位置付けられたシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンはシャトー・ラトゥール、シャトー・レオヴィル・ラスカーズ、シャトー・レオヴィル・ポワフェレ等の有名シャトーが集中しているポイヤックの中でも抜群の立地にあり、そのシャトーの建物は下の写真の通り、「ボルドーで最もシャトーらしいシャトーの一つ」と言われるほど素晴らしいものです。また、隣にあるシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドとは元々一つのシャトーでした。


 シャトーの歴史は、1694年にボルドーの議会長であったジャック・ドゥ・ピション・ロングヴィル氏と有名なワイン業者であったローザン家の娘テレーズとの婚姻によって始まり、これ以降シャトーの名声が保たれていましたが、1850年に当主バロン・ジョセフ・ロングヴィル氏の死去の際に、子供達にシャトーを分割相続させることとなります。そして、男性が相続した方は、バロン(男爵)、女性姉妹が相続した方はコンテス(伯爵夫人)の名が付けられ、3姉妹が相続したのが「シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド」、長男のラウル男爵が相続したのが、「シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン」となり、ナポレオン3世の命により行われた1855年のメドックの格付けでは共に2級とされています。

 女性姉妹が相続したシャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは「ポイヤックの貴婦人」とも呼ばれる女性的なワインで、男性が相続したシャトー・ピション・ロングヴィル・バロンの方は「がっちりとして壮大で、ポイヤックらしい男性的なワイン」と評されているのも面白いですね。

 その後、1950年にシャトー・ラネッサンを所有していたプーティラー家の管理を経て、1987年に大手保険会社のグループ会社アクサ・ミレジムが買収し、今日に至っていますが、プーティラー家の管理下にあった1950年代〜1960年代は低迷の時代でした。

 アクサ・ミレジムは、買収後直ちにシャトー・ランシュ・バージュのオーナー、ジャン・ミシェル・カーズ氏を総支配人として招聘し、多額の資金を投入し、新たな畑の購入、葡萄樹の植替え、醸造設備の新設、新樽率の向上、選果の厳格化とセカンドワインの導入などの大規模な改革を始めます。この改革が実を結び品質は劇的に向上し、1990年代以降は一時低迷していた名声を完全に取り戻しています。

 シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンは、いかにもポイヤックらしい力強いスタイルでありながら、熟成を経て、女性的なエレガンスな姿へと変貌する様には驚かされるものがあり、今日では五大シャトーを脅かす存在の「スーパーセカンド」と呼ばれる程の高い評価を受けています。

こちらの商品は、2024年6月入荷のシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ[シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン2018]です。

 ボルドーの2018年は、夏から収穫期の天候に恵まれた偉大なヴィンテージで、全体的にボリューム感があり、親しみやすいスタイルのワインに仕上がっています。

 シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン2018のセパージュは、カベルネ・ソーヴィニョン78%、メルロー22%で、パーカーポイントは「96+点」の高得点。予想される飲み頃は2025年〜2050年とされており、極めて長命で、まだしばらくはセラーに寝かせておく必要がありますが、今後の熟成が楽しみなワインです。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。


商品名:シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 2018
    [メドック格付け第2級]
仏語名:2018 Chateau Pichon Longueveille Baron
    [Deuximes Grands Cru Classes Du Medox]
AOC:ポイヤック
容量750ml  赤ワイン



Your recent history

Category

Recommended