ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ ルージュ2020[ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 4,510円(税込)
在庫数 在庫0本売切れ中

SOLD OUT
名門グロ家の嫡流ドメーヌがオート・コート・ド・ニュイで造るコストパフォーマンスに優れたレジオナルワイン

最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品
オート・コート・ド・ニュイ ルージュ2020


 ブルゴーニュの名門グロ一族の本家を継ぐ嫡流が六代目当主が運営するドメーヌ・ミシェル・グロです。(現在、子息のピエール氏が七代目当主に就任しています。)

 特級畑クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイとモノポールの一級畑クロ・デ・レアがドメーヌ・ミシェル・グロを代表する二つの看板ワインですが、これ以外にドメーヌのラインナップの中でコスト・パフォーマンスに優れたレジオナルのオート・コート・ド・ニュイも見逃せません。

 オート・コート・ド・ニュイ(Hautes-Cotes de Nuits)は、「高地のコート・ド・ニュイ」の意味の通り、コート・ド・ニュイの斜面に向かって西になだらかに続く標高300m〜400mの台地の上にある畑で、その範囲は北端のヴェルジからオート・コート・ド・ボーヌとの境界線上に位置するマニ・レ・ヴィレまで19の村に広がっています。

 下に、オート・コート・ド・ニュイのおおよその範囲がわかる地図を掲載していますので、ご確認下さい。銘醸畑群が連なるコート・ド・ニュイの著名な村々の西に広がる標高の高い台地がオート・コート・ド・ニュイで、INAOがこのアペラシオンを認めたのは1961年のことです。



 名門グロ一族の創始者であるアルフォンス・グロ氏は、1804年にオート・コート・ド・ニュイのショー村(ニュイ・サン・ジョルジュの西)に生まれ、1830年にヴォーヌ・ロマネにやってきて、今日のグロ家の隆盛の礎を築きました。

 従って、グロ家の人々にとってオート・コート・ド・ニュイは、「祖先の地」とも言える地区であることから、この地への思い入れは強く、特にグロ家嫡流のドメーヌ・ミシェル・グロは父のジャン・グロ時代から開拓を始め、今ではアルスナン村を中心に10.24haの畑所有しており、この地区での先駆的生産者となっています。

 こちらは最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品「オート・コート・ド・ニュイ ルージュ 2020」です。

 このオート・コート・ド・ニュイ ルージュの畑は、ニュイ・サン・ジョルジュの集落から7kmばかり上った、アルスナン村の360m〜420mの高地にあり、南東向き斜面で日当たりは良く、植えられている葡萄の樹齢は35年で、生産量は15000本です。

 果実味と酸のバランスの良いワインに仕上がっており、引き締まった体格を持ち、長期の熟成にも十分耐えうる、ラインナップの中でもコストパフォーマンスが高いレジオナルワインです。

 また、最新ヴィンテージ2020年について、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。

 しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。

 この影響もあり、2020年ヴィンテージは大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、来年リリースの2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
    ルージュ2020

仏語名:2020 Bourgognue Hautes-Cotes de Nuits Rouge

生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ
     (Domaine Michel Gros)

容量 :750m
タイプ:赤ワイン


ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPに於いて、2020年ヴィンテージ情報が発表されておりますので、参考までに全文を掲載いたします。ミシェル・グロのみならず、2020年のブルゴーニュ全体にほぼ共通するヴィンテージ情報としてお読みくださいませ。
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【☆2020ヴィンテージ情報】
 2020年は葡萄の成長サイクルが早く、強い日差しを受けた年です。収穫された少ない重量の葡萄は、非常に凝縮していました。

 2019年から20年に移り変わる冬の雨量は標準的で、穏やかな気候のもと、軽い凍結に留まる日々が多く見られ、2月末には木々が芽吹きの準備を始める兆しが見られました。芽は3月末に早々に伸び始め、2020年の葡萄は非常に早熟になるだろう事が予測されました。4月初旬に幾日かの冷気が訪れた後、気温は再び上昇し、葡萄の成長は暴走しました。4月後半から5月一杯まで一貫したリズムで伸び続け、平均すれば週に2枚ずつ新葉が増えるスピードで枝が伸びていきました。

 ドメーヌのチームはそのスピードに追いつくよう芽かきに精を出し、その後、新枝を持ち上げる相次ぐ作業も、成長リズムに合わせて遂行していきました。5月18日頃にはコートで葡萄の花が咲き始め、5月下旬にオート・コート・ド・ニュイで咲き終わりました。

 暑さと少ない雨のもとで新たに夏が始まり、7月中旬までこの好条件下で葡萄は育っていきました。非常に早くに葡萄は色づき始め、2020年の早熟度が記録的であることが観測されました。また、この天候条件はベト病とウドンコ病の脅威も妨げることになったので、葡萄樹は健全な状態に保たれました。

 7月末から8月にかけて水不足の影響が表れ始め、コートの畑は徐々に黄色に傾いていきました。それでも葡萄の成熟は阻まれることなく一貫したリズムで進んでいきましたが、水不足のせいで葡萄の粒は思うように膨らみませんでした。

 収穫は8月28日にコートで始め、9月10日にオート・コートで終えました。2018年、19年同様、葡萄の健全さは疑う余地のないパーフェクトな状態で、葡萄の選別はほとんど必要ありませんでした。

 パーフェクトな健全さ、完遂した成熟度、水不足に起因する果汁の少ない葡萄から、2020年は偉大な凝縮度を誇るワインが生まれました。一方、フレッシュさや酸味の点では19年より高いことが言えます。つまり、2020年のワインは15年、18年、19年のヴィンテージの系統に属し、特徴としてはピュアで正確さがあり、極めて凝縮度が高く、美しいバランスに恵まれた完熟の年と言えます。


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