1989年と2009年の二度パーカポイント100点満点を獲得
年産5万本と小規模ながらポムロールを代表するシャトー
春先の霜害という厳しい自然条件を乗り越えた、極めて高品質で、パーカー・ポイント「97点」を獲得した2017年の稀少品
2023年12月入荷のシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ[シャトー・クリネ 2017]
シャトー・クリネは、ボルドー・ポムロール地区にある小規模ながらポムロールを代表する名門シャトーの一つです。
19世紀からポムロールの名門シャトーとして知られてきましたが、1980年代に当時のオーナーの娘と結婚したジャン・ミシェル・アルコート氏が、「メルローの魔術師」の異名を持つ世界的な著名コンサルタント、ミシェル・ロラン氏の助力を得て、グリーン・ハーヴェスト、遅摘み法の確立、カベルネ比率を下げる等の改革を行ってから飛躍的にその知名度が高まり、更に、シャトー・クリネ1989年が、パーカーポイント100点満点を獲得するに至って、その名が世界に広く知れ渡ることになりました。
その後、1999年に現在の所有者であるラボルド家に売却されますが、ラボルト家でもミシェル・ロランにコンサルタントを依頼し、シャトー・クリネは、より洗練されたスタイルとなり、2009年に再びパーカーポイント100点満点を獲得し、ポムロールの伝説のシャトーの一つとなりましたが、元々生産本数約5万本の比較的小規模なシャトーです。
こちらの商品は、2023年12月入荷のシャトー蔵出し品のバック・ヴィンテージ[シャトー・クリネ2017]です。
ボルドーの2017年は、春先に快晴が続き、例年より10日前後成長が早かったことで、4月21日と4月27日の二度にわたる霜による被害が甚大なものとなりました。これは1956年、あるいは1991年におきた霜害を喚起させる(あるいはそれをも上回るほどの)厳しさで、収量は前年2016年に対して約40%減少しました。
幸いにも高台に位置するポムロール地区は霜害の被害は他の地区ほどではなく損失は最小限にとどめられたようで、その後収穫期までの天候に恵まれ、収量は少ないながら、高品質の葡萄を収穫することができました。
シャトー・クリネはポムロールのスーパースターのペトリュスから3kmも離れていない好立地から、最上のポムルールを造ってきましたが、2017年のシャトー・クリネ2017のセパージュは、メルロー88%、カベルネ・ソーヴィニョン12%で、パーカーポイント97点の素晴らしい評価を獲得しています。
また、ロバート・パーカー氏は、シャトー・クリネについて「若い時期は閉じており、タニックだが、5年〜8年後には最良のポムロールの特徴である純然たる気前の良さとまろやかさを持つ美しい姿を見せてくれる」と述べ、こちらのシャトー・クリネ2017の飲み頃は、2022年〜2030年としておりますので、丁度飲み頃の入り口に入った頃です。
こちらの商品はラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、店舗内セラー保管商品です。
商品名:シャトー・クリネ 2017
(2017 Chateau Clinet)
AOC:ポムロール
容量750ml 赤ワイン