17世紀から続く老舗大ドメーヌ、モンジャール・ミュニレが造るお買い得価格の村名キュベ
「フィサン 2019」
ジュヴレ・シャンベルタンに似て、コストパフォーマンスの高い長熟型ワインを産み出すアペラシオン「フィサン」
*2023年4月入荷の蔵出し正規品
モンジャール家のワイン造りは1620年から始まり、現当主のヴァンサン・モンジャール氏が8代目当主という由緒ある造り手ですが、現在の名称のドメーヌは、1945年にウジェーヌ・モンジャールとエドメ・ミュニレとの婚姻により創設されました。現当主ヴァンサン・モンジャール氏の父でヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャン・モンジャール氏の活躍した1970年代から1980年代にかけて高い名声を築きました。
現当主のヴァンサン氏は、父の世代に比べ、やや樽香を抑えた洗練されたワインを造るようになり、テロワールの特徴を活かした濃縮した果実味と、樽香、フィネスを兼ね備えたワインを作り、時代と共にドメーヌの名声さらに高めてきました。
ドメーヌ・モンジャール・ミュニレは特級リシュブールを筆頭に、35ものアペラシオンを造る大ドメーヌですが、ヴァンサン氏は「エシェゾーとグラン・ゼシェゾーは我が家の起源であり、最も大切なクリマ」と語っており、エシェゾーとグラン・ゼシェゾーのスペシャリストと呼ばれています。
こちらの商品は、2019年ヴィンテージの蔵出し正規品「フィサン2019」です。
モンジャール・ミュニレは、ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌですが、老舗大ドメーヌらしく、本拠地以外のアペラシオンにも多くの畑を所有しています。
フィサンは北のマルサネ、南のジュヴレ・シャンベルタンの間に位置する村名アペラシオンで、コート・ド・ニュィ・ヴィラージュを名乗ることも可能です。フィサンの地質はジュヴレ・シャンベルタンに似ており、ここからはコストパフォーマンスの高い長超型ワインを産み出します。赤白ともに認められていますが、植えられている葡萄はピノ・ノワールが圧倒的で、赤白の植樹比率は[97:3]となっています。
また、フィサンは皇帝ナポレオンが逗留した村としても知られており、ナポレオンゆかりの一級畑クロ・ナポレオンもありますし、ナポレオン銅像の置かれたナポレオン公園等もあります。
[Fixin]は非常に発音とカタカナ表記が難しく、一部には「フィクサン」と表記したものもありますが、実際のフランス語では「フィッサ」と聞こえます。
モンジャール・ミュニレは、フィサンにも1.19haの自社畑を所有しており、ここに植えられた平均樹齢40年の葡萄で、村名フィサンを造っています。醸造にあたっては、5%〜10%の低い新樽比率とすることで、芳醇で滑らかな口当たりのワインに仕上がっており、輸入元資料では、『若い時は動物的で野性的、毛皮、ムスクのアロマを持つ。”恰幅の良い”ワインで、年と共に開花していくブーケを持ち合わせており、しばらく寝かせるべきワインに属する』とコメントされています。
ブルゴーニュの2019年のヴィンテージ評価は、各種ヴィンテージ・レポートによれば、『2019年は4月の気温低下による霜害、初夏の天候不順に伴う花ぶるいや結実不良、更に、夏の酷暑と水不足により、収量は2018年より25%〜35%減少するものの、陽射しに恵まれて、収穫された葡萄の熟度は高く、酸も豊かであることから品質は極めて良好で、年号末尾に「9」の付く年は優良年というジンクスは守られる』とのことです。また、最新ヴィンテージ2020年については、大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっており、それに続く2021年はこの傾向が更に加速することが必至でございますので、価格が比較的落ち着いているバック・ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。
こちらの商品はラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:フィサン 2019
仏語名:2019 Fixin
生産者:ドメーヌ・モンジャール・ミュニレ
(Domaine Mongeard Mugneret)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン