ラヴノーやヴァンサン・ドーヴィサと同じく長期熟成を可能とする古典的スタイル路線を歩むシャブリの造り手
ジェラール・デュプレシの最新ヴィンテージ
「シャブリ一級モンテ・ド・トネル2019」
特級に匹敵すると高く評価される
シャブリ最良の一級畑「モンテ・ド・トネル」
長熟型シャブリを造る最高峰生産者が、フランソワ・ラヴノーとヴァンサン・ドーヴィサですが、同じ古典的スタイルのシャブリ造りの路線を歩むのが、「ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ(カーヴ・デュプレシ)」です。
現在は、先代ジェラール・デュプレシの息子のリリアン・デュプレシが経営を引き継ぎ、2007年からビオロジック栽培に移行し、2010年には認証を取得するなど様々な変化が見えています。
ジェラール・デュプレシが所有する畑は、約8haの比較的小規模なドメーヌですが、シャブリ最高特級畑レ・クロを筆頭にモンテ・ド・トネル等の優れた五つの一級畑と村名シャブリの畑を持っていることからシャブリのラインナップは大変充実しています。
こちらの商品は最新ヴィンテージ2019年のジェラール・デュプレシの「シャブリ一級モンテ・ド・トネル2019」です。
一級畑は日照と畑の傾斜度によって評価が異なってきますが、モンテ・ド・トネルは、スラン川右岸の特級畑群と同じ斜面上で隣接しており、南西を向き、太陽をうまくとらえている畑で、シャブリの中で最も完成されたワインの一つとされ、最良の一級畑と評価されています。
ジェラール・デュプレシは、このモンテ・ド・トネルの中に、5区画で合計1.3ha畑を所有しており、植えられている葡萄樹の平均樹齢は65年の古樹です。ここから造られるモンテ・ド・トネルは、ミネラル感があり、力強く、複雑で、余韻が長いと言う、シャブリに求められる要素が詰まったワインです。
大変嬉しいことに、ジェラール・デュプレシのシャブリは、ヴァンサン・ドーヴィサやフランソワ・ラヴノーと同じ長期熟成を可能とする古典的スタイルの路線でありながら、価格面では大変リーズナブルなお値打ち品です。しかし、ブルゴーニュ地区より更に緯度の高いシャブリ地区では、近年霜害や雹害に襲われ、特級シャブリや一級シャブリは、常に品薄な状態で入手が難しいワインとなっています。
また、ジェラール・デュプレシでは、冬を2回越すと瓶詰めされますが、瓶詰め後もしばらく熟成させ、リリアンたちが飲み頃に入ったという感触を得るまでは出荷されないことが多いため、ドメーヌからの出荷も他ドメーヌと比べて少し遅めです。自分で寝かせる必要がなく、飲み頃が近い点もワイン愛好家にとっては嬉しい点で、数多いシャブリ生産者の中にあってお薦めの造り手です。
また、シャブリの2019年について、シャブリ委員会は、「春の霜害と夏の猛暑と旱魃に襲われ、収穫量は例年を下回ったものの、酸が十分保たれたので、大変フレッシュでバランスの取れたワインに仕上がっている」と発表しています。ただ、2018年が品質の高い豊作であったため、前年からは大きく生産量が落ちています。
こちらの商品は、2022年6月に入荷したラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:シャブリ一級モンテ・ド・トネル2019
仏語名:2019 Chablis 1er Cru
Montee de Tonnerre
生産者:ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ
(Domaine Gerard Duplessis)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン