ドメーヌ・バローのフラッグ・シップ・キュヴェ
「プイイ・フュイッセ アン・ビュラン V.V. 2020」
0.6haの区画に植えられた1934年植樹の古樹の葡萄で造るプイイ・フュイッセの区画名付き村名白ワイン
「プイイ・フュイッセ アン・ビュラン V.V. 2020」
*完売いたしました。ありがとうございます。
ドメーヌ・バローはプイイ・フュイッセのヴェルジソン村に1890年から続く歴史あるドメーヌで、奇岩ヴェルジソン山の麓に居を構えています。祖父のジョゼフは1939年にはすでにワインの一部を元詰めしており、四代目当主のダニエル自身は、1982年からワイン造りを始め、1995年に畑を受け継ぎ、現在は2006年にドメーヌ入りした息子のジュリアンと共に働いています。
ブルゴーニュ・ブランとして大量のワインを生産するマコネ地区では作業面で楽で、コストのかからない機械収穫をする農家が大半ですが、ドメーヌ・バローは、完全に手摘みで、他の生産者とは一線を画しており、高い意識を持って個々のテロワールの美質を発揮させると共に畑や醸造所でも細心周到な仕事に徹しています。
このようにして生まれるドメーヌ・バローのワインは、どのワインも期待にたがわぬ重量感を備え、ワイン毎に異なる精緻な味わいが感じられ、秀逸なアペラシオン「プイイ・フュイッセ」の中でも傑出したドメーヌです。
また、ドメーヌ・バローの全ラインナップ商品の価格帯は2000円〜6000円台で、いずれもディリーワインの範疇ですが、アン・ビュラン、シュール・ラ・ロッシュ、レ・クレ、レ・ヴェルシェール、アン・フランス等の区画名付きの上級キュヴェは、「数年の熟成を待つべし」とされるほどの高品質のもので、近年のブルゴーニュワインの価格高騰の中にあって、お手頃な価格で、これほど秀逸なシャルドネを提供するドメーヌは他に見当たらず、まさに「カリテ・プリ(Qualite Prix=価格以上の価値のある品質)の筆頭」として挙げられるお薦めのドメーヌです。
こちらはドメーヌのフラッグシップ・キュヴェ「プイイ・フュイッセ アン・ビュラン V.V. 2020」で、ソリュトレの岩山の北斜面にある0.6haの区画に1934年に植えられたシャルドネから生み出される緻密で複雑、フィネスに富んだワインで、長期熟成の資質を備えたワインです。また、アン・ビュランの畑は北東向きで、そのおかげで酸とミネラルが保たれ、深く長い余韻がもたらされます。
マコネ地区において例外的と言えるほど秀逸な白ワインを産するアペラシオン「プイイ・フュイッセ」では2020年ヴィンテージから22の一級畑が認定されましたが、その中にこのアン・ビュランは含まれておりません。
一級認定には、畑面積、生産者の数やレベルなど様々な要素があり、非認定の理由は分かりませんが、このアン・ビュランがドメーヌ・バローの堂々たるトップ・キュヴェであり、別格の存在であることは、このアン・ビュランだけが特別に蝋キャップシール仕様となっていることからも明らかで、格付けの枠にとらわれずに感銘を受けることができる素晴らしいワインです。
2020年の評価については、まだ出ておりませんが、フランス農務省等の資料によれば、『2020年は、冬の暖冬で、極めて芽吹き、そして開花も早く、収穫は8月に行われる等、最近では最も葡萄の成長サイクルの早いヴィンテージ』であったようです。幸いにも遅霜の被害も免れ、収穫量は2019年を少し上回り、まずまずな出来のようです。
*ご注意下さい。
ドメーヌ・バローのラインナップ中、プイイ・フュイッセ アン・ビュランだけは、キャップシールは濃緑色の蝋(ろう)キャップのため、日本への輸送中や長期の保管中に一部がはがれたり、欠けていることがあります。これは不良品ではなく、品質には全く影響しませんので、蝋キャップの一部がはがれたり、欠けていることによる返品・交換等はお受けできません。予めご了承下さい。
こちらのインポーターはラックコーポレーションの蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:プイイ・フュイッセ アン・ビュラン V.V. 2020
仏語名:2020 Pouilly-Fuisse En Buland V.V.
生産者:ドメーヌ・バロー
(Domaine Barraud)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン