DRCとルロワの系譜を引き継ぐ名門ドメーヌが
6年ぶりにリリースするスペシャル・キュベ
ブルゴーニュ・ルージュ ピノトリー・ピュール2017
主に特級畑と一級畑の完熟した葡萄顆粒のみを選別し
ドメーヌの銘柄の中で唯一完全除梗で造る稀少品
ドメーヌ・プリューレ・ロックの「ブルゴーニュ・ルージュ ピノトリー」は、これまで2010年と2011年の二回造られただけの非定期の特別キュヴェで、しかも他の銘柄とは異なりドメーヌで唯一完全除梗で造られる珍品とも言える稀少な銘柄です。
当然、インポーター様ご提供以外には詳細な説明資料も関連書籍もないため、ドメーヌ・プリューレ・ロックの公式ホームページを訪問した所、その中に「ピノトリー」についての説明頁がありましたので、下に抜粋掲載し、これも参考にして商品の詳細をご説明いたします。

上の写真内の仏語の説明文の大意は次の通りです。
『 天候の気まぐれで、房についた葡萄が均一に熟するのを妨げるミレジムがあります。全房発酵のために果梗が熟するまで葡萄の収穫はできないため、そのような年には完熟した葡萄の中には選果台[la table de tri]の上で果梗から離れ落ちてしまうものもあります。(上に掲載した公式HPの選果中の写真をご参照下さい)
ブルゴーニュの伝統的な醸造法を行う私たちのドメーヌでは、全房発酵が要求されるため、通常はこれら果梗から離れ落ちた葡萄は、それがたとえどんなに素晴らしく熟していても使われることはありません。
しかし、何回かの特異なミレジムにおいては、ドメーヌが所有する素晴らしい畑の果梗から離れ落ちた完熟した葡萄顆粒を集めて、一つのスペシャル・キュベを創り出します。
私たちはその特別キュベを、[ピノ・ノワール(Pinot Noir)]と[トリ(Tri=選抜)]を組み合わせて「ピノトリー=Pinoterie」と名付けました。ピノトリーに使われる葡萄は、人間の手ではなく、まさに自然が選抜した、果実味が凝縮された素晴らしい葡萄です。
このスペシャル・キュベのピノトリーは、これまで2010年と2011年の二回のミレジムで造っています。』
上述のプリューレ・ロックのドメーヌ公式HP及びインポーター様提供資料の通り、「ブルゴーニュ・ルージュ ピノトリー2017は、ドメーヌがジュヴレ・シャンベルタン、ヴージョ、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュに所有するクリマ(即ち、特級畑シャンベルタン・クロ・ド・ベーズやクロ・ヴージョ、一級畑クロ・デ・コルヴェやレ・スショ、ドメーヌの象徴で別格の村名畑クロ・ゴワイヨット等)の葡萄の選果の際に果梗から離れ落ちた、完熟し糖度の高い顆粒のみを選りすぐって造り出した贅沢なスペシャル・キュベで、豪華かつ極上のブルゴーニュ・ルージュなのです。」
また、ピノトリーに使われる完熟葡萄はプリューレ・ロックの他の銘柄のものよりも糖度が高く、しかも「銘柄の中で唯一の完全除梗によるワイン」となるため、他のキュベとは味わいが全く異なります。
しかも、毎年造られるわけではなく、今回の2017年は、2010年、2011年に続いて6年ぶり、1988年のドメーヌ創設以来、実に3ヴィンテージでしか造られたことのない珍しく、また話題性のあるワインなのです。
ブルゴーニュ・ルージュとしては、高価格ですが、実質的には特級畑と一級畑中心の極上のスペシャル・キュベであることに加え、2011年ヴィンテージで約3000本と元々の生産量が少なく、しかも今回は6年ぶりのリリースのためフランス内外で人気は高く、日本への輸入量も少なく稀少ですので、見つけた場合は即買いがお薦めです。
プリューレ・ロックでは過去に天候が厳しく難しい年(例えば2004年、2013年)に、収量不足のため、単独仕立てができず、「ヴォーヌ・ロマネV.V.」というスペシャル・キュベをリリースしたことがありますが、最新ヴィンテージ2017年は春の霜害により大打撃を被った前年とは打って変わって、天候に恵まれ豊作で、ドメーヌの共同経営者のヤニック・シャン氏も、「質量ともに素晴らしい葡萄が収穫できた年」と語っている優良ヴィンテージですので、名だたる銘醸畑の完熟葡萄のみを使って、完全除梗で造ったピノトリーの2017年ヴィンテージはプリューレ・ロック愛好家の皆様にとって、コレクションに加える価値がある逸品です。
ご参考までに、特級畑や一級畑の葡萄を混醸した場合、同一アペラシオン内であれば、AOCプルミエ・クリュが認められますが、異なるアペラシオンの葡萄をアッサンブラージュした場合は、畑の名称や村の名称は名乗ることができず、格下の位置づけとなる「レジオナルのAOCブルゴーニュ・ルージュ」になります。
また、このスペシャル・キュベ「ピノトリー2017」のエチケットに副称のように付けている「Pure=ピュール(純粋)」の名称は、まさにこのピノトリーが、ビオディナミで育てられ、自然によって選果された葡萄を使い、補糖や酸化防止剤等何も手を加えずに造った自然派のワインであることを示すものではないでしょうか。
【キャップシール無しの仕様に変更となりました】

2020年出庫のワインから、上の写真の通り、基本的にはキャプシールをつけないボトル仕様に変更となりました。これは従来フランス国内で義務化されていたキャップシールの上に貼付する酒税納付用のシールが不要となったことに伴い、ドメーヌの方針として今後はキャップシールをつけないこととしたものです。(但し、マグナムと一部のラドワ・ ルクル の2017年ヴィンテージにはキャプシールはついています。)
【雑学豆知識:全房発酵と除梗について】
ここで、雑学豆知識として
「全房発酵と除梗」について簡単に記します。まず、全房発酵は赤ワインの醸造の際に選択する方法で、赤ワインの全房発酵の場合、果皮や種と一緒に果梗も果汁に漬け込むため、味わいに大きく影響します。また、同じ赤ワイン用品種でもカベルネ・ソーヴィニョンやカベルネ・フランでは、果梗に青臭さの風味(所謂ピーマン香)の元となる成分のメトキシピラジン[Methoxypyrazines]を多く含むため、100%除梗します。
従って、全房発酵の対象となる葡萄品種は、ピノ・ノワール、シラー、ガメイですが、その中でも特にその影響が大きく表れるのがピノ・ノワールです。
現在ブルゴーニュでは一部の最高峰生産者が、葡萄の顆粒だけでなく、果梗の部分も全て使用する
「全房発酵」を行っています。この全房発酵を採用する代表的な造り手がDRC、ルロワそしてプリューレ・ロックです。他にもシモン・ビーズやド・モンティーユ等、ブルゴーニュの古典的醸造法を採るドメーヌが採用しています。
「全房発酵」は、ワインの複雑性や熟成能力を高めるために行うものですが、同時に、非常に難易度の高い手法としても知られ、適切に行わないと青臭さ、酸味、エグミ、ギスギスしたタンニン等が出てしまうため、果梗の部分までしっかりと熟している状態にさせなくてはならず、菌の付きやすい果梗を無農薬で健全に保つには非常に緻密な管理が必要となります。
これに対し、果梗を
「完全除梗」する最高峰生産者も多く、ブルゴーニュワインの神様と言われた故アンリ・ジャイエ氏がその筆頭であったことから、その系譜にある甥のエマニュエル・ルジェや弟子のメオ・カミュゼ、シャルロパン・パリゾ、フーリエそれ以外にもクロード・デュガ、ジャック・フレデリック・ミュニエ、トロ・ボーも完全除梗を採用しており、それによる果実味豊かで、洗練度の高い透明感溢れる品質を追求しています。
現在のブルゴーニュの潮流としては、
「全房か除梗か」という二者択一ではなく、全房発酵を一部に取り入れつつ、クリマの特性とヴィンテージ毎の葡萄の状態に応じて毎年除梗率を変える生産者が主流となっており、例えばジョルジュ・ルーミエは除梗率75%、アラン・ユドロ・ノエラは80%とのデータがあります。また、モレ・サン・ドニのデュジャックもドメーヌ創設者ジャック・セイスの時代は全房発酵で有名でしたが、その子息で現当主ジェレミーは、一部を除梗して造っていますし、ジュヴレ・シャンベルタンのデュガ・ピィは、シャンベルタンは全房、シャルムやマゾワイエールは約50%の除梗率です。更に、ボルドーの雄シャトー・ラトゥールのオーナーがかつての名ドメーヌ、ルネ・アンジェルを継承したドメーヌ・デュージェニーは、完全除梗が基本ですが、モノポールのクロ・デュージェニーだけは完全除梗のキュベと全房のキュベをブレンドして造っています。
このように、
「全房か除梗かあるいは半除梗か」は、いずれが優れているかという問題ではなく、造り手が同一品種であるピノ・ノワールから、クリマの特性をより忠実に反映させる秀逸なワインを造りだすために独自が採用する手法であり、それぞれの造り手のいわば哲学に基づいて産み出されたワインを味わい、その個性や違いを感じることもまたブルゴーニュ愛好家の楽しみの一つではないでしょうか。
こちらの【秘蔵】マーク商品は、ドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ(株)経由当店が購入し、環境と設備の優れた同社のワイン専用倉庫の那須エイジングワインセラーに搬入し、現在も保管を委託中のものです。
また、セラー契約で一旦倉庫外に出たワインの再入庫はできないことから、搬入後から現在まで、一切倉庫外には出ておらず、この間、動かされることなく、良好なコンディション下で熟成のための眠りについている稀少プレミアムワインです。
このため、商品写真はイメージとなっておりますので、ご了承下さい。
当店では、このように買付から現在の保管に至るまで一度もエノテカ(株)の管理下から外れたことのないワインを【秘蔵】と定義し、これに該当するワインにのみ【秘蔵】マークを付けています。
こちらのエノテカ那須エイジングワインセラー保管商品については、「良コンディションの維持」、「配送期間の短縮」及び「配送に伴うリスク軽減」のためエノテカ那須エイジングワインセラーからお客様の元へクール宅急便で直送いたします。
また、エノテカ那須エイジングワインセラー保管商品と店舗内保管セラー商品を同時にご購入になった場合には、原則として、エノテカ那須及び当店からそれぞれを個別に配送いたしますが、その場合の追加の配送料はいただきません。
*エノテカ�蠅函�当店及び当ホームページとは、業務上及び営業上の関係は一切ございません。
【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ・ルージュ
ピノトリー・ピュール2017
仏語名:2017 Bourgnue Rouges
Pinoterie-Pure
生産者:ドメーヌ・プリューレ・ロック
(Domaine Prieure-Roch)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン