ミュニエ家に帰ってきたコート・ドール最大のモノポールの一級畑
ヴィンテージは優良年の2012年
ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエは、フランスで最も権威あるバイヤーズガイド「メイユール・ヴァン・ド・フランス」で「最高の3ツ星生産者」、「シャンボールのエレガントさを存分に体現する由緒正しきドメーヌ」、 「熱烈ファンを持ち、あまり市場に出回らない入手困難な希少ワインの生産者」等々、シャンボールで最高の造り手の一人として称賛されています。
今や世界のワイン愛好家が探し求めるワインの一つです。
しかし、ミュニエの所有する畑は、ミュジニー、ボンヌ・マール、レ・ザムルーズとブルゴーニュ屈指であるものの、生産量は少なく市場に出回らない希少プレミアムワインのため高価かつ入手困難で、一般人がその素晴らしさを味わう機会も限られています。
確かに、ミュニエの所有する畑は、特級ミュジニー1.13ha、ボンヌ・マール 0.36ha、一級レ・ザムルーズ0.53ha、フュエ 0.7ha 、ヴィラージュでも1.33haしかないため、生産量が少なく、毎年瞬く間に完売してしまうのです。
このような「ミュニエ=希少ワイン」という状況に変化が起こるのが、2003年のニュイ・サン・ジョルジュの一級畑クロ・ド・ラ・マレシャルの賃貸契約期間の終了です。この9.76haの畑は元々、ミュニエ家のモノポールでしたが、第二次大戦後2003年まで50年間の賃貸契約でフェヴレ社に貸し出していましたが、この契約期限がようやく切れ、ミュニエ家に帰ってきたのです。
この貸し出していた畑は50年間フェヴレ社のフラッグシップだった素晴らしい畑でしたが、2004年からミュニエのモノポールとして栽培・醸造を開始し、フェヴレ時代をはるかに上回るエレガントなワインと評判になっています。
最後に雑学豆知識を一つ。クロ・ド・ラ・マレシャルのフランス語の綴りは、[ Clos de la Marechale ]ですが、エチケットを良く見ると[la]の中の[a]が裏返しの表記になっています。この畑が50年間賃貸していたフェヴレ社から帰ってきた時、畑の入口の看板もミュニエのものに掛け替えられましたが、職人が誤って[a]の文字を裏返してつけてしまったそうで、ミュニエ氏は直ぐに気付いたもののこれを意に介せず、エチケットもこれと同じに印刷してしまったそうです。デザインとしてかえって面白いと思ったのでしょうか。異色の経歴で知られるミュニエ氏は大らかな方なのかも知れません。
こちらの商品はラックコーポレーション輸入の正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:ニュイ・サン・ジョルジュ
一級 クロ・ド・ラ・マレシャル2012
仏語名:2012 Nuits Saint Georges
1er Cru Clos de la Marechale
生産者:ドメーヌ ジャック・フレデリック・ミュニエ
(Domaine Jacques Frederic Mugnier)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン