クロ・ド・ヴージョ城直下の小区画シウルとグラン・ゼシェゾーに隣接する最高の小区画グラン・モーペルテュイのブレンドによる極上のクロ・ド・ヴージョ
質・量とも豊作の2022年ヴィンテージの稀少品
[特級クロ・ド・ヴージョ2022]
ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに育てられ、その薫陶を今に受け継ぐブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌ・メオ・カミュゼについては、他のページでも詳細をご説明しておりますので、ここでは省略し、特級畑クロ・ド・ヴージョとその中の小区画モーペルテュイそしてドメーヌ・メオ・カミュゼとの関係を中心にご案内いたします。
まず、ヴージョ唯一の特級畑クロ・ド・ヴージョについてです。この畑は1098年のシトー派の修道院設立によって始まり、約千年もの由緒ある歴史を有する偉大な畑です。
ところが良く知られているように、50.96haもの広大な畑に78もの所有者が存在しています。畑は最上部では特級畑ミュジニーやグラン・エシェゾーに接する一方で、最下部では国道74号にまで達しており、そのテロワールは均一なものではありません。またこれに生産者の技量も加わることから、期待外れのワインも多く、まさに「玉石混交のワイン」となっており、クロ・ド・ヴージョは非常に選択が難しいワインです。
一つの畑に複数の生産者が存在することの多いブルゴーニュでは「畑と生産者を見て買え」と言われますが、特にこのクロ・ド・ヴージョでは「畑の小区画と生産者を見て買え」と言われ、その意味で最もブルゴーニュらしいワインと言えます。
下にヴージョ村の葡萄畑の概略地図を掲載したのでご覧ください。この地図は、当店店長が、ブルゴーニュ大全等の資料を基にエクセルで描画したオリジナルの地図なので、縮尺(畑の大きさ)は正確ではありませんが、クロ・ド・ヴージョの小区画や主要所有者の保有区画、更にヴージョ周辺の村の葡萄畑の位置関係の理解の参考になると思います。

メオ・カミュゼが所有するクロ・ド・ヴージョの畑面積は合計で3.03haですが、その中心となる区画の位置は、クロ・ド・ヴージョ城に隣接する最上の区画の一つ[シウル=Chioures]のもので、初代エティエンヌ・カミュゼが1920年にクロ・ド・ヴージョ城と一緒に手に入れたものです。
下の写真はクロ・ド・ヴージョ城正面から左手に広がるメオ家が所有する小区画シウルの葡萄畑です。
メオ・カミュゼは、これ以外にも特級畑グラン・エシェゾーと接するヴージョ最高の小区画[グラン・モーペルテュイ=Grand Maupertui]内等にも分散して少量の畑を所有しており、これらをブレンドして最上級のクロ・ド・ヴージョを造っています。
このように毎年リリースされるメオ・カミュゼの特級クロ・ド・ヴージョは、最良の小区画の一つシウルの葡萄を中心に、最高小区画グラン・モーペルテュイの少量の葡萄をブレンドしたブルゴーニュ最高峰の名門ドメーヌが造る極上の逸品です。
しかし、これまで2ヴィンテージのみ例外があり、2009年と2017年はメオ・カミュゼはエチケットも異なる2銘柄のクロ・ド・ヴージョをリリースしています。
一つは、クロ・ド・ヴージョ城直下の小区画シウルの葡萄を中心としたもので、名称は「クロ・ド・ヴージョ プレ・ル・セリエ= PRES LE CELLIER」、もう一つが特級畑グラン・エシェゾーに接する最高の小区画グラン・モーペルテュイの葡萄だけで単独で仕立てた「クロ・ド・ヴージョ グラン・モーペルテュイ=Grand Maupertuis」です。
ブルゴーニュ愛好家の皆様は既にご存知のことと思いますが、メオ家の所有するグラン・モーペルテュイには少し説明が必要です。
実はこのグラン・モーペルテュイの畑は、大地主のメオ家がまだドメーヌ元詰めを行っていなかった1966年に、ブルゴーニュの神様「アンリ・ジャイエ」と親交のあった優れた葡萄栽培小作人ジャン・タルディーにメタヤージュ契約(分益耕作契約)を結んでいたものです。ちょうどアンリ・ジャイエがメオ家からメタヤージュ契約をして造っていたリシュブールと全く同じ形態です。
ですから、この区画での畑の耕作、葡萄の栽培・収穫はジャン・タルディーがすべて行い、メオ・カミュゼは収穫された葡萄の半分を受け取っていました。メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョは、シウルの区画の葡萄とジャン・タルディの栽培したグラン・モーペルテュイの葡萄をブレンドして造ってきたものです。
一方、ジャン・タルディも収穫した葡萄から、ドメーヌ・ジャン・タルディ[Domaine Jean Tardy]の名前で、2007年ヴィンテージまで「クロ・ド・ヴージョ グラン・モーペルテュイ」を造ってきました。
ドメーヌ・メオ・カミュゼは現当主ニコラ・メオ氏がドメーヌを継承した1980年代後半から、メタヤージュ契約を順次解消し、ドメーヌ元詰めをする方向に転換したことから、リシュブールやコルトン等多くの畑が契約期限切れに伴い、メオ家に返還されてきました。これまで愛着をもって世話をしてきた畑と葡萄樹を、契約とはいえ返還という形で奪われる小作農家や家族経営の小ドメーヌの気持ちは察するに余りあるものですが、これが厳しい現実なのです。
そして、メオ・カミュゼにとって、最後までメタヤージュ契約が残っていたのがこのクロ・ド・ヴージョのグラン・モーペルテュイの区画で、2007年にそのメタヤージュ契約の期間が終了し、この畑もメオ・カミュゼに返還されたのです。
ただ、返還されたグラン・モーペルテュイは0.2haほどの極小の区画であるため、メオ・カミュゼに帰ってきた2008年ヴィンテージ以降も、前述の2009年と2017年の例外を除いて、グラン・モーペルテュイ単独では仕立てず、従来と同じくシウル等の区画とブレンドしてクロ・ド・ヴージョを造っています。
こちらの商品は、2022年ヴィンテージの[特級クロ・ド・ヴージョ2022]です。2022年はグラン・モーペルテュイ区画単独のキュヴェは造られておりませんので、二区画の葡萄をブレンドしたクロ・ド・ヴージョとなっています。
2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。
また、ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。
こちらの【秘蔵】マーク商品は、エノテカ様経由当店が購入後、直ちに環境と設備の優れた同社のワイン専用倉庫のエノテカ那須エイジングワインセラーに搬入し、現在も保管を委託中のものです。
また、セラー契約で一旦倉庫外に出たワインの再入庫はできないことから、搬入後から現在まで、一切倉庫外には出ておらず、この間、動かされることなく、良好なコンディション下で熟成のための眠りについている稀少プレミアムワインです。そのため、商品写真はイメージとなっております。
当店では、このように買付から現在の保管に至るまで一度もエノテカ(株)の管理下から外れたことのないワインを【秘蔵】と定義し、これに該当するワインにのみ【秘蔵】マークを付けています。
こちらのエノテカ那須エイジングワインセラー保管商品については、「良コンディションの維持」、「配送期間の短縮」及び「配送に伴うリスク軽減」のためエノテカ那須エイジングワインセラーからお客様の元へクール宅急便で直送いたします。
また、エノテカ那須エイジングワインセラー保管商品と店舗内保管セラー商品を同時にご購入になった場合には、原則として、エノテカ那須及び当店からそれぞれを個別に配送いたしますが、その場合の追加の配送料はいただきません。
*エノテカ�蠅函�当店及び当ホームページとは、業務上及び営業上の関係は一切ございません。
【商品内容】
商品名:特級クロ・ド・ヴージョ2022
仏語名:2022 Clos de Vougeot Grand Cru
生産者:ドメーヌ・メオ・カミュゼ
(Domaine Meo Camuzet)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン