ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ 2022[シャントレーヴ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 5,940円(税込)
在庫数 2本
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2022年初リリースの「青みがかった赤色」を意味するブルー・スリーズの名を付けたシャントレーヴのロゼワイン
[ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ2022]


自社のアリゴテと買い葡萄のガメイを混醸し、僅か2樽のみ醸したユニークなロゼワイン

 シャントレーヴは日本人女性醸造家の栗山朋子女史と、そのパートナーであるギヨーム・ボット氏の二人が、2010年ヴィンテージにスタートさせた、サヴィニー・レ・ボーヌを本拠地とするメゾンです。

 栗山女史はガイゼンハイム大学で醸造学を学び、2011年までラインガウにあるアルテンキルヒ醸造所で醸造責任者を務めていた才媛。一方、ギヨーム・ボット氏はピュリニー・モンラッシェのエティエンヌ・ソゼで働いた後、2002年からはサヴィニーのドメーヌ・シモン・ビーズに請われて移籍。当主だった故パトリック・ビーズの右腕として活躍した醸造長で、2022年4月からはシャントレーヴに専念し、栗山女史と二人三脚でワイン造りを行っています。

 二人が運営するメゾンは、ネゴシアンと言っても、単に葡萄を購入するのではなく、生産者と交渉して、栽培にも関与し、どのタイミングで、どの区画を収穫するかを自ら決め、葡萄や果汁の段階からワインを仕上げるというブルゴーニュの新しいネゴシアン形態である、「マイクロ・ネゴシアン(Micro Negociant)」あるいは「ネゴシアン・ヴィニフィカトゥール(Negociant Vinificateur)」と言われるもので、限りなくドメーヌに近いネゴシアンです。

 初ヴィンテージの2010年ブルゴーニュ・ピノ・ノワールは、早くも英国の著名ワインジャーナリスト、ジャンシス・ロビンソン女史の目にとまり、彼女のウェブサイトで「今週のワイン」に取り上げたほどで、2018年には自社畑を手に入れ、ドメーヌ物のリリースも開始しており、この生まれたばかりの造り手に、世界が注目しています。

 こちらの商品は、シャントレーヴが自社のアリゴテと買い葡萄のガメイを混醸し、僅か2樽(600本)のみ醸した初リリースのロゼワイン[ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ2022]です。

 この[ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ2022]には、栗山さんから、『アリゴテは収穫後すぐに圧搾してジュースをとり、そこに全房のガメイを漬け込みました。一週間ほど浸漬しながら発酵し、その後ガメイを圧搾。全てアッサンブラージュして、引き続き樽発酵をさせ、樽で熟成。スモモを想起させる果実味。綺麗なミネラルと酸。十分に食中酒として楽しめるほど酒質がしっかりとしたロゼです。』とのコメントが寄せられています。

 フランスのワイン生産量の1/3を占めるロゼワインは、フランスの食卓では食中酒として、なくてはならない存在です。従って、シャントレーヴでは2021年ヴィンテージに買い葡萄のピノ・ノワールで、初めてマルサネ・ロゼをリリースしました。

 しかし、今回2022年ヴィンテージに初リリースの[ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ]は、上述の栗山さんのコメントの通り、白葡萄のアリゴテと黒葡萄のガメイという一般的ではない葡萄品種と製法(混醸法)により造られた大変珍しいロゼワインです。

 また、ワイン名称の「ブルー・スリーズ (Bleu Cerise)」は、直訳すると「青いサクランボ」を意味するフランス語ですが、この名称を使用した理由を輸入元様から直接蔵元に問合せをしていただいたところ、栗山さんから『Bleu Ceriseは、青みがかった赤色を指す表現で、ロゼとしては色味が濃く赤色に近いので、こう命名したかったそうです。』とのお返事があり、パートナーのギヨーム・ボット氏による命名のようです。

 通常ロゼワインは、セニエ法または直接圧搾法で造られますが、この混醸法(ロートリング)は、ドイツで多く使われる製法ですので、栗山さんのドイツでのワイン造りの経験を活かしたものでしょう。AOCを名乗れないヴァン・ド・フランスとなりますが、規定や制約にこだわらず、自由な発想で、生産者として自分が造りたいワイン造りに挑戦した面白いロゼワインです。生産量が僅か2樽のため、当店入荷本数も少量ですが、料理との相性も良く、是非お試しいただきたいロゼワインです。

 また、ボトルに貼られたラベルには、2021年のマルサネ・ロゼ同様、タコの足で囲った土俵の上で、相撲をとるカエルと行司役のカエルが描かれた、「鳥獣戯画」のようなユーモラスなデザインとなっており、海外のWEBサイトで商品を検索をするとほとんどが完売となっていることから、現地でもかなりの話題商品と思われます。(未確認情報ですが、海外サイトで、シャントレーヴは、この[ヴァン・ド・フランス ブルー・スリーズ ロゼ 2022]の結果が良く、2023年ヴィンテージは3樽仕込んだとの記事がありました。)

 ブルゴーニュの2022年ヴィンテージのワインの評価はまだ出揃っておりませんが、2022年のブルゴーニュは霜害や猛暑、乾燥といった温暖化による影響はあったものの、多くの生産者が質・量とも健全な葡萄を収穫することができました。2019年〜2021年の3年間、天候不順により生産量に打撃を受けていただけに、生産者の喜びもひとしおのようで、健全で、糖度と酸度のバランスに優れた葡萄が収穫できた2022年ヴィンテージは、『今後世界中のワイン愛好家の舌を魅了していくことだろう』と期待されています。

 また、ブルゴーニュ・ワイン委員会のヴィンテージ・レポートでも、『2022年のブルゴーニュは、質量とも豊作で、将来が楽しみなヴィンテージ(un millesime genereux et prometteur)』と報告されています。


 こちらの商品はラックコーポレーショ様輸入の蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ヴァン・ド・フランス
    ブルー・スリーズ ロゼ2022 

仏語名:2022 Vin de France Bleu Cerise Rose
       
生産者:シャントレーヴ
    (Chantereves)
容量 :750ml
タイプ:ロゼワイン

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