サン・ロマン ブラン スー・ラ・ヴェル2020[エスプリ・ルフレ−ヴ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 13,750円(税込)
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”ピュリニーの至宝”ルフレーヴが2018年に開始したエスプリ・ルフレーヴの二年目に初リリースのコート・ド・ボーヌの奥座敷サン・ロマンの区画名付き村名白ワイン
[サン・ロマン ブラン スー・ラ・ヴェル2020]


厳選された契約農家からの買い葡萄で[2777本]造られた[サン・ロマン ブラン スー・ラ・ヴェル2020]

   ドメーヌ・ルフレーヴといえば、透明感とミネラル感あふれるワイン造りで、ブルゴーニュの白ワインの最高峰と言える存在です。
 ピュリニー・モンラッシェにおよそ25haもの葡萄畑を所有し、しかも、その大部分を特級畑と一級畑が占めている大ドメーヌで、”ピュリニーの至宝”とも称えられる珠玉のドメーヌです。

 ドメーヌ・ルフレーヴでは、2004年にマコネの地に進出し、それ以降マコン・ヴェルゼやプイイ・フュイッセでも、秀逸な白ワインを造ってきましたが、2018年にまた大きな動きがありました。それがこの「エスプリ・ルフレーヴ(ルフレーヴの精神・真髄)プロジェクト」開始です。

 2017年にルフレーヴの総支配人に就任したピエール・ヴァンサン氏は、前任のドメーヌ・ド・ラ・ヴージョレでもワイン造りにおいて赤白共に実績(IWCにおいて2010年と2014年の二回レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーに選出)があることから、その才能を認めている現当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、従来のコート・ド・ボーヌやマコネでのワイン造りから、新たにシャブリやコート・ド・ニュイまでより広域かつ多彩なポートフォリオを揃えるために、この「エスプリ・ルフレーヴ プロジェクト」の開始を決断したのです。

 エスプリ・ルフレーヴでリリースされるワインは買い葡萄で造られますが、オーガニック、またはビオディナミで栽培される樹齢の高い葡萄樹を持つ契約農家を厳選し、葡萄はドメーヌ・ルフレーヴのチームによって収穫され、ピュリニーのルフレーヴの施設で醸造されます。

 エスプリ・ルフレーヴの記念すべきファースト・ヴィンテージ2018年は白5、赤3の合計8銘柄がリリースされ、生産量も控えめながら、ルフレーヴのラインナップに多様性をもたらすことになり、大きな注目を集めました。三年目となる2020年ヴィンテージは、白7と赤7銘柄となり、ラインナップが拡充しています。

 こちらの商品は最新ヴィンテージ2020年の[サン・ロマン ブラン スー・ラ・ヴェル 2020]です。

 昨年リリースの初ヴィンテージの2019年の生産本数はブティーユ瓶(750ml)で[1181本]でしたが、最新ヴィンテージ2020年は[2777本]造られています。


 サン・ロマンは、コート・ドールの中で標高350m〜410mと最も標高が高く、冷涼な気候で、サン・ロマン石灰岩と呼ばれる独特な土壌から造られる白ワインは、シャープな酸味と切れ味の良いミネラル感が特長です。

 サン・ロマンは、コート・ド・ボーヌの奥座敷とも言える谷の奥に位置する白を主体とするアペラシオンで、AOC制定時にはコート・ドールに含まれてはいませんでしたが、1947年にオート・コート・ド・ボーヌから現在のアペラシオンに昇格しています。

 サン・ロマンの村名格畑[スー・ラ・ヴェル(Sous la Velle=村の下)]は、その名の由来の通り、サン・ロマンの集落の下(東側)に位置する東向き急斜面の畑で、母岩はオックスフォディアンの泥灰岩に石灰岩が入った「サン・ロマン石灰岩」と呼ばれるこの地区独特のもので、サン・ロマンの中でも特に白ワインに適した畑です。

 下にサン・ロマンの葡萄畑地図を掲載しておりますので、その位置をご確認下さい。


 日本ではまだ馴染みの薄いサン・ロマンですが、秀逸な白ワインを産することで現在大変注目されている産地です。また、それに加えて、ブルゴーニュのワイン生産者にとっては、非常に重要かつワイン造りにおいて必要不可欠な村です。

 と言うのは、サン・ロマンには、ブルゴーニュで最も有名な樽製造会社のフランソワ・フレール社の本拠があるためです。空気がきれいで、適度な湿度であり、外気で樽材を乾燥させるのに最適な環境のようです。

  サン・ロマンの歴史は古く、新石器時代の遺跡も残っています。ワイン史としては、中世初期から名前が登場し、フィロキセラが襲うまでは耕作可能な土地は全て葡萄畑に充てられていました。

 冷涼な気候のため、ACサン・ロマンが認められた時は大部分がシャルドネの畑でしたが、温暖化の影響もあり、現在シャルドネとピノ・ノワールの植樹比率は55対45となっています。 

  2020年について、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。

 しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、中でも、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われており、実際にドメーヌ・ルフレーヴでも看板ワインの特級シュヴァリエ・モンラッシェは、区画により33%〜80%の収量を失うほど深刻なものでした。

 また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされていることから、次にリリースの2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。  

【商品内容】
商品名:サン・ロマン ブラン スー・ラ・ヴェル 2020
    
仏語名:Saint-Romain Blanc Sous la Velle 2020
        
生産者:エスプリ・ルフレーヴ
    (Esprit Leflaive)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン

 

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