シャトー・ムートン・ロートシルトが造る「銀の翼」の名を持つボルドーの優良年2019年の稀少な人気白ワイン
[エール・ダルジャン2019]
メドックにおいてマルゴーの白と双璧を成し、ムートン愛好家だけでなく、ボルドー・ブラン愛好家の人気を集める珠玉の白ワイン
五大シャトーの一つシャトー・ムートン・ロートシルトが造る唯一の白ワインが、このエール・ダルジャンです。
実はこのエール・ダルジャンは1991年が初リリースで、元々は1980年代初頭、現当主のフィリピーヌ・ド・ロートシルト女史が、ムートン・ロートシルトが所有する84ヘクタールのうち、7ヘクタールの畑に白ワイン用の葡萄を栽培し、シャトーのプライベート用として造っていたものでした。
しかし、そのあまりの素晴らしさに、もてなした客人達からの評判が広がり、1991年に、正式にリリースしたのが、このエール・ダルジャンというわけです。
[エール・ダルジャン(Aile d'Argent)]とは、フランス語で[銀の翼]の意味で、シャトー・ムートン・ロートシルトの公式HPによれば、この名称は、現当主のフィリピーヌ女史が幼かった頃に父の故バロン・フィリップ男爵から聞いた魔法のティー・ポットの童話に由来しているとのことです。
こちらの商品は、パーカーポイント[93-95点]を獲得した2019年のシャトー蔵出し品「エール・ダルジャン2019」です。
シャトー・ムートン・ロートシルトは公式ホームページで、2019年の気象条件や収穫・テイスティングについて公開しておりますので、その概要を下に掲載いたします。
『葡萄が成長する6月は前半は時期外れの寒さと強い雨に見舞われた一方で、後半には早めの熱波が押し寄せるなどコントラストの激しい月でした。夏は陽光豊かで暑く、収穫直前の葡萄は正に完璧と評せる仕上がりでした。また、7月、8月は適度な降雨にも恵まれ、心配された水ストレスに悩まされることもありませんでした。エール・ダルジャン用の葡萄の収穫は9月5日からスタートし、9月11日に全て終了しています短期間に作業は進み、特にセミヨンは抜群の仕上がりです。』
その2019年ヴィンテージのエール・ダルジャンのセパージュは、[ソーヴィニヨンブラン61%、セミヨン38%、ミュスカデル1%]で、ムートンの公式HPのテイスティング・コメントは、『トロピカルフルーツ、白桃、アカシアの花が豊かに香ります。味わいは芳醇で、ストラクチャーと瑞々しさが印象的。ミネラル感がワインを更に輝かせます。後味の余韻は長く、アプリコットや火打石のニュアンスが残ります。とにかくエレガントなヴィンテージです。』と記しています。
年間生産量はわずか1万本あまりで、その生産量の少なさゆえに、ムートンが白ワインを造っていることをご存じでない方もおられることと思います。今では、ボルドーの数多くある白ワインの中でも、特にお目にかかることの少ない稀少ワインとなっており、これまた有名なシャトー・マルゴーの白「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー 」と双璧をなすまでに至っています。
お薦めの白ワインです。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:エール・ダルジャン 2019
仏語名:2019 Aile d'Argent
生産者:シャトー・ムートン・ロートシルト
(Chateau Mouton Rothschild)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン
※シャトー・ムートン・ロートシルトで造られていますが、メドックで造られている白はすべてAOCボルドーの表記になります。