特級シャルム・シャンベルタン2013[ドメーヌ・ペロ・ミノ]

型番 エノテカ那須レンタルセラー在庫
販売価格 38,940円(税込)
在庫数 在庫0本売切れ中

SOLD OUT
一躍スーパースターの仲間入りをしたペロ・ミノが造る
マゾワイエール・シャンベルタンと並ぶ二枚看板ワイン
[特級シャルム・シャンベルタン2013]


10年の熟成の時を経て、飲み頃も近く、価格面でもお買い得な蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ

 クリストフ・ペロ・ミノが父アンリの後を継いだのは1993年ですが、それ以前のドメーヌ・ペロ・ミノのワインは大半がバルク売りされ、ドメーヌの評価もさほどのものではありませんでした。
しかし、現当主のクリストフ・ペロ・ミノが修業から戻り、ワインを手がけるようになった後、ほぼ全量ドメーヌ元詰めとなり、このドメーヌは一気に注目を集めるようになります。

 ただ、1990年代のペロ・ミノのワインは、抽出が強く、樽香が強い生産者の代表とされおり、アメリカ市場を意識したこのようなパワフルな造りの全盛時代の潮流に乗ってワインを造り、それにより実際に成功をおさめていたことも事実です。

 しかし2000年からペロ・ミノのスタイルはこれまでの濃厚なスタイルから軽快・繊細なスタイルへと大きく変わります。
この変化の契機になったのが、師と仰ぐブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエ氏の存在です。アンリ・ジャイエの最後の弟子とも言われるクリストフはジャイエ氏から「怠け者になれ」という含蓄ある言葉をもらったそうです。

 それ以降、これまで二週間にも及んだ低温侵漬を一週間弱にし、抽出方法もビジャージュ主体からルモンタージュ主体へと変え、新樽率も村名で20%、1級、特級で30%、焼き加減もミディアムに抑え、テロワールを重視するアンリ・ジャイエ・スタイルの現代的再現を目指し、優しくすっきりと軽く、透明感のある味わいへと変貌を遂げ、これにより一気にスーパースターの仲間入りをすることになります。

 この醸造における変化と同時に2000年にヴォーヌ・ロマネの名手ペルナン・ロサンの畑を購入し、ドメーヌの拡大にも着手します。ペルナン・ロサンの所有していた畑の中でもニュイ・サン・ジョルジュ一級ラ・リシュモーヌとシャンボール・ミュジニー一級ラ・コンブ・ドルヴォーの2つのアペラシオンには、それぞれ1902年植樹を始め、樹齢70年以上の葡萄が植えられており、通常のキュヴェのほか、古樹の葡萄のみを用いた「キュヴェ・ウルトラ」があり、このペルナン・ロサンの畑の購入もペロ・ミノを一躍スーパースターに押し上げた要因の一つです。
 
 こちらのシャルム・シャンベルタンは、シャンベルタンとはグラン・クリュ街道を挟んで真向い同士にある12.24haの畑で、みずみずしい赤系果実の凝縮感と特級の地位にふさわしい力強さと持続性を持っています。

 ペロ・ミノのテロワール重視の姿勢が良く表れているのは、ドメーヌが所有する二つの特級畑であるシャルム・シャンベルタン(0.91ha所有)とマゾワイエール・シャンベルタン(0.74ha所有)をアッサンブラージュすることなく、別々に仕立てていることです。

 ほとんどの生産者は両者に大きな違いはないとし、ブレンドし、シャルム・シャンベルタンを名乗ります。また、マゾワイエール・シャンベルタンだけを所有する生産者の多くは発音の難しさや知名度を考慮し、エチケットにはシャルム・シャンベルタンと表記しています。

 これに対しペロ・ミノは、シャルム・シャンベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンにはテロワールに顕著な違いがあると考え両者を区別して瓶詰め・表記している数少ない造り手の一人です。

 このような仕立てが可能なのは、両者のテロワールの違いを明確に表現できる醸造技術だけでなく、別々に瓶詰できるだけの面積の畑を所有していなければできないため、シャルム・シャベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンを両方リリースするドメーヌは稀少なのです。(他にシャルム・シャンベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンを区別して仕立てる生産者に、モレ・サン・ドニのトプノー・メルムとジュヴレ・シャンベルタン一のデュガ・ピィがいます。)

 こちらの商品は、10年の熟成の時を経て、飲み頃も近く、価格面でもお買い得なドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ[シャルム・シャンベルタン2013]です。

 2013年のブルゴーニュは天候に悩まされた年でした。 春は雨と高い湿度に悩まされ、全体的に生育が遅くなり、開花期にも雨が降り、花ぶるいや結実不良が起きてしまいます。更には比較的冷涼な夏となり、雹の被害を受けることにもなりました。多雨、低温、霜害、雹害、花ぶるいにベト病と、葡萄栽培には苦難の年でした。従って2013年は一般的にはヴィンテージチャートは平均年評価とされています。

 しかし、実際に蓋を開けてみると2013年ヴィンテージは綺麗でエレガントなミレジムとなり、「良いサプライズ」もしくは「化けたヴィンテージ」というのが現在の生産者の評価です。

 この理由は、収穫前の8月は晴天が続き、赤はタンニンの熟成をじっくりと待てる好機を得たので、多くの優良生産者は、完熟した葡萄を得るには収量をぎりぎりまで低くし、選果も厳しくしたため、凝縮感があり、各テロワールの特徴が際立っているヴィンテージとなったためです。


 なお、ペロ・ミノはドメーヌ物のワインの他にいろいろな畑から葡萄を買ってワインを造っており、これまではこれらのネゴシアン物のワインはエチケットは同じですが「ペロ・ミノ」だけの表記で「ドメーヌ」の文字は記されていませんでしたが、最新の2017年ヴィンテージからは全ての銘柄から「ドメーヌ」の文字は消え、「ペロ・ミノ」の表示で統一されています。自分の造るワインにドメーヌ物とネゴシアン物の区別はないということでしょう。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。 

【商品内容】
商品名:特級シャルム・シャンベルタン2013
 
仏語名:2013 Charmes Chambertin Grand Cru

生産者:ドメーヌ・ペロ・ミノ
    (Domaine Perrot Minot)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン

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