シャトー・オー・ブリオンの兄弟にして、最大のライバル
「ワイン通のためのワイン」と評価される実力派シャトー
シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン2013
飲み頃も近く価格面でもお買い得なバック・ヴィンテージ
シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオンは、国道250号線をはさんで長年のライバルである五大シャトーの一つシャトー・オー・ブリオンと向かい合っており、20世紀のほぼ全期間にわたって、グラーヴ地区筆頭の座をめぐってしのぎを削ってきました。
1983年にシャトー・オー・ブリオンの所有者であるディロン家がウォルトナー家の子孫からラ・ミッション・オー・ブリオンを購入しました。これにより、二つのシャトーの所有者が同一となったことから、両シャトーの敵対的関係は消失し、兄弟お互いが切磋琢磨して品質向上を競う、良い意味でのライバル関係に変わりました。
シャトー・ラ・ミッション・オーブリオンは、世界で最も非凡で独特なワインのひとつと評され、力強くエレガントなスタイルのワインで、30年〜50年もの長期間熟成が可能で、飲み頃を迎えるのに忍耐が必要なことから「ワイン通のためのワイン」と呼ばれることもあります。
また、シャトー・ラトゥールと並んで、どのような平凡あるいは貧弱なヴィンテージにおいても、高品質なワインを造ることにも定評があり、著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、過去シャトー・ラ・ミッション・オーブリオンの7ヴィンテージに100点満点を与えています。
2013年のボルドーは天候に悩まされた難しいヴィンテージでした。春の生育期は雨と高い湿度に悩まされ、開花期にも雨による花ぶるいや結実不良が起き、更に冷涼な夏で、雹の被害もあり、収穫期にも雨と高湿度によるカビの病害が発生しました。従って、2013年はヴィンテージ・チャート上は「オフ・ヴィンテージ」とされています。
しかし、優良な生産者は、このような厳しい年にこそ、その本領を発揮し、ヴィンテージに左右されないよう必死でワイン造りをしますので、「オフ・ヴィンテージ=ダメなワイン」では決してございません。むしろ「難しい年に生産者が必死の思いで造った農産物であるワインを比較的お手頃な価格で楽しめる良い機会」と言えるのではないでしょうか。
シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン2013のセパージュはカベルネ・ソーヴィニョン32%、メルロー65%、カベルネ・フラン3%で、パーカー・ポイントは「89点」。約8年の熟成の時を経て、丁度飲み頃に入った頃です。
こちらはラックコーポレーション様輸入のシャトー蔵出し品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
商品名:シャトー・ラ・ミッション・オーブリオン2013
[グラーヴ格付けグラン・クリュ]
(2013 Chateau La Mission Haut-Brion)
容量750ml 赤ワイン