モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ 2021[ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 11,990円(税込)
在庫数 1本
購入数

クロ・ド・タール上に位置するモレ・サン・ドニの村名畑
一級昇格申請中の[アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ]


名門グロ家嫡流ドメーヌが1995年に0.23haの区画を購入し、2000年が初ヴィンテージの稀少ワイン
[モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ 2021]


 ブルゴーニュの名門グロ一族の本家を継ぐ嫡流ドメーヌが六代目当主が運営するドメーヌ・ミシェル・グロです。(現在は、子息のピエール氏が七代目当主に就任しています。)

 名醸造家ジャン・グロから引き継いだ数々の銘醸畑を所有しており、中でも特級畑クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイとモノポールの一級畑クロ・デ・レアがドメーヌ・ミシェル・グロを代表する二つの看板ワインです。

 ミシェル・グロは、ヴォーヌ・ロマネに本拠を置く老舗名門ドメーヌであるだけに、上述の看板畑以外の他のアペラシオンにも多くの畑も所有しています。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ2021]です。

 モレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィは、特級畑クロ・ド・タールの上斜面に位置する4.81haの村名格畑で、現在一級昇格申請中で、INAOによる審査が行われています。

 ドメーヌ・ミシェル・グロでは1995年に、このアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィの0.23haの区画を購入し、2000年に初ヴィンテージをリリースしています。このアン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィは、ミシェル・グロ以外にも、ブリュノ・クレールとペロ・ミノが造っていることでも知られています。

 ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPでは、このモレ・サン・ドニ アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィについて次のように説明とコメントがされています。
 『この畑は険しい急斜面にあり、かの有名な《クロ・デ・ランブ レイ》の南の壁沿いに伸びている。そこにはとても古い[ヴェルジ通り(アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ)]があり、かつてモレ村とヴェルジの丘をまっすぐに繋いでいた。

 当時この場所にはヴェルジ卿の城とサン・ヴィヴァン修道院が 建っており、12~18世紀にかけて地方で支配的な権力を振るっ ていたが、1980年代になると、この畑は全体的に整備され、再び葡萄の植え付けが行われた。
 
 30~35cmの表土は非常に多くの石を含む 粘土質で、下層にコンブランシアンの石灰が横たわっている。 この畑の土壌は軽く、フィルターのように素早く水をしみ通 す。ワインは優しく繊細で、非常にエレガントである。

 現在、 INAO(アペラシオン統制機構)によって、プルミエクリュへ の昇格が審査されている。 1995年、ミシェルは、葡萄の木が3歳の時にこの畑を買っ た。この呼称のもとで販売を開始したのは、2000年のヴィンテ ージから。標高が高い上に、コンプランシアンの硬い石灰岩の石ころがゴロゴロと転がり、ミネラル感の豊かな繊細でエレガントな赤ワイン』


 また、ドメーヌ・ミシェル・グロでは公式HPで所有畑の地図を公開しておりますので、ご参考までに下に掲載いたします。


 ミシェル・グロは、近年のブルゴーニュ・ワインの価格高騰の中でも、秀逸なワインをリーズナブルな価格で提供している優良生産者でもあり、そのワインはコストパフォーマンスに大変優れていることも魅力で、人気があります。

 最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。

 芽吹きの遅いピノ・ノワールは、シャルドネほどの被害はないものの、やはり収量は減少しており、ミシェル・グロの公式HPでは、2021年について、『高地のオート・コート・ド・ニュイは、芽吹きが遅く、霜害の被害は免れたものの、コート・ド・ニュイでは、収量の40%〜50%が失われた』と記しています。

 ある著名な生産者が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた[栽培家のミレジム]とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル(涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ)』に仕上がっています。

 この収量減の影響で、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージは大幅な価格高騰と品薄が必至な状況となっておりますので、著名生産者のワインはお早目の購入をお薦めいたします。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:モレ・サン・ドニ
    アン・ラ・リュ・ド・ヴェルジィ 2021 

仏語名:2021 Morey-Saint-Denis
     En la Rue de Vergy    

生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ 
   (Domaine Michel Gros)
容量 :750m
タイプ:赤ワイン


ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPに於いて、2021年ヴィンテージ情報が発表されておりますので、参考までに全文を掲載いたします。ミシェル・グロのみならず、2021年のブルゴーニュ全体にほぼ共通するヴィンテージ情報としてお読みくださいませ。
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 2020年から2021年にかけての冬は温暖で湿度が高く、冬が開ける頃には土壌に十分な 水分が蓄えられていました。

 2月末に温かくなり、早期の芽吹きを心配しましたが、幸いにも 3月に入ると冷涼な気候に戻り、月末になって気温が上昇してきました。

 葡萄の成長サイクル が既に始まっている中、4月6、7、8日に霜が下りたとき、それは衝撃的な惨事となりました。 損害はとても深刻でしたが、区画による大きな差も見られました。丘の頂上付近の畑ではより 早くに成長が始まるため損害が大きく、成長の遅い平野の畑では比較的損害が限られていました。コート・ド・ニュイで失われた芽は平均すると 40~50%、オート・コート・ド・ニュイは 標高が高く、成長が遅いために霜害を完全に逃れていました。

 8月中旬から天候条件が改善され、葡萄の色づきや成熟が助けられました。葡萄の健全さはこの時点で満足のいくものでしたが、ウドンコ病の存在はたくさんの畑で認められ、 特にオート・コート・ド・ニュイで増加していました。

 収穫は 9月19日にコートで始まり、10月3日にオート・コートで終わりました。コー ト・ド・ニュイでの葡萄の健全さはとても満足度の高いものに留まり、選果も軽くする程度 で済みました。

 一方、オート・コート・ド・ニュイでは、特に 9 月末に雨が降り出したことか ら、葡萄の健全度が落ちてしまい、最良の品質だけを求めるために厳しい選果が必須となり ました。区画の中の一つはあまりに劣化がひどく、収穫さえも出来ませんでした。

 ここ最近の 3 つのヴィンテージと異なり、2021年はより冷涼な年ですが、難しい天候に善処を尽くした、とても良い品質を呈す「クラシック」なヴィンテージと形容することができ るでしょう。美しいバランスに特徴づけられたこの年のワインは、果実味が高く、多大な繊細 さがあります。地方名のアペラシオンのワインは直ぐに喜びを与えてくれ、より格高い畑から 造られたワインは長期熟成に相応しいでしょう。




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