ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ2021[ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 9,680円(税込)
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ニュイ・サン・ジョルジュ南部地区の一級畑レ・ポワレの斜面下に位置する村名格畑で造る区画名付き赤ワイン
[ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ]


霜害と病害により収量は激減したものの、健全な葡萄が収穫でき、ブルゴーニュらしい「クラッシック」な優良年となった最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品
[ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ2021]


 ブルゴーニュの名門グロ一族の本家を継ぐ嫡流ドメーヌが六代目当主が運営するドメーヌ・ミシェル・グロです。(現在は、子息のピエール氏が七代目当主に就任しています。)

 名醸造家ジャン・グロから引き継いだ数々の銘醸畑を所有しており、中でも特級畑クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイとモノポールの一級畑クロ・デ・レアがドメーヌ・ミシェル・グロを代表する二つの看板ワインです。

 ミシェル・グロは、ヴォーヌ・ロマネに本拠を置く老舗名門ドメーヌであるだけに、上述の看板畑以外の他のアペラシオンにも畑を所有しており、特にヴォーヌ・ロマネ村の南に隣接するニュイ・サン・ジョルジュにも多くの畑を所有しています。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[ニュイ・サン・ジョルジュ レ・シャリオ2021]で、ニュイ・サン・ジョルジュの区画名付きのヴィラージュ赤ワインです。

 ニュイ・サン・ジョルジュの村名格畑レ・シャリオは、ニュイ南部地区の一級畑レ・ポワレの斜面下に隣接しており、ミシェル・グロがこのレ・シャリオに所有する区画面積は、0.82haで、平均樹齢40年の葡萄から通常年で約5000本造られます。

 また、ミシェル・グロの公式HPでは、このレ・シャリオについて、次のようにコメントされています。『この畑の名前は「シャイユ」(小石)に由来している。畑はニュイの町より南側、扇状の沖積地にあり、石がとても多い。表土は粘土質で石灰が少なく、シャイユや珪素が豊かに存在する。また、赤みがかった一種のシレックス(火打石)がところどころに見られる。

 この土壌の性質はとても変わっているので、単独でキュベを造ることを試みた。こうして出来たワインは素晴らしいミネラル感をもち、一つのフルーツを思わせる非常にピュアな芳香を放つ。また、しっかりとした酸と強いコシを持ちあわせるため、長期熟成の潜在能力を豊かに感じさせるワインである。』


 最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。

 芽吹きの遅いピノ・ノワールは、シャルドネほどの被害はないものの、やはり収量は減少しており、ミシェル・グロの公式HPでは、2021年について、『高地のオート・コート・ド・ニュイは、芽吹きが遅く、霜害の被害は免れたものの、コート・ド・ニュイでは、収量の40%〜50%が失われた』と記しています。

 ある著名な生産者が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた[栽培家のミレジム]とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル(涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ)』に仕上がっています。

 この収量減の影響で、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージは大幅な価格高騰と品薄が必至な状況となっておりますので、著名生産者のワインはお早目の購入をお薦めいたします。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ニュイ・サン・ジョルジュ
    レ・シャリオ2021
        
仏語名:2021 Nuits-St.-Georges Les Chaliots    
    
生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ
     (Domaine Michel Gros)  
    
容量 :750m
タイプ:赤ワイン


ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPに於いて、2021年ヴィンテージ情報が発表されておりますので、参考までに全文を掲載いたします。ミシェル・グロのみならず、2021年のブルゴーニュ全体にほぼ共通するヴィンテージ情報としてお読みくださいませ。
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 2020年から2021年にかけての冬は温暖で湿度が高く、冬が開ける頃には土壌に十分な 水分が蓄えられていました。

 2月末に温かくなり、早期の芽吹きを心配しましたが、幸いにも 3月に入ると冷涼な気候に戻り、月末になって気温が上昇してきました。

 葡萄の成長サイクル が既に始まっている中、4月6、7、8日に霜が下りたとき、それは衝撃的な惨事となりました。 損害はとても深刻でしたが、区画による大きな差も見られました。丘の頂上付近の畑ではより 早くに成長が始まるため損害が大きく、成長の遅い平野の畑では比較的損害が限られていました。コート・ド・ニュイで失われた芽は平均すると 40~50%、オート・コート・ド・ニュイは 標高が高く、成長が遅いために霜害を完全に逃れていました。

 8月中旬から天候条件が改善され、葡萄の色づきや成熟が助けられました。葡萄の健全さはこの時点で満足のいくものでしたが、ウドンコ病の存在はたくさんの畑で認められ、 特にオート・コート・ド・ニュイで増加していました。

 収穫は 9月19日にコートで始まり、10月3日にオート・コートで終わりました。コー ト・ド・ニュイでの葡萄の健全さはとても満足度の高いものに留まり、選果も軽くする程度 で済みました。

 一方、オート・コート・ド・ニュイでは、特に 9 月末に雨が降り出したことか ら、葡萄の健全度が落ちてしまい、最良の品質だけを求めるために厳しい選果が必須となり ました。区画の中の一つはあまりに劣化がひどく、収穫さえも出来ませんでした。

 ここ最近の 3 つのヴィンテージと異なり、2021年はより冷涼な年ですが、難しい天候に善処を尽くした、とても良い品質を呈す「クラシック」なヴィンテージと形容することができ るでしょう。美しいバランスに特徴づけられたこの年のワインは、果実味が高く、多大な繊細 さがあります。地方名のアペラシオンのワインは直ぐに喜びを与えてくれ、より格高い畑から 造られたワインは長期熟成に相応しいでしょう。




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