サヴィニー・レ・ボーヌ一級レ・ナルバントン2020[ドメーヌ・モンジャール・ミュニレ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 11,440円(税込)
在庫数 1
購入数

コストパフォーマンスに優れたワインの宝庫
サヴィニ・レ・ボーヌの秀逸な一級畑レ・ナルバントン



1.37haの畑に植えられた樹齢53年の古樹から造られる最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品
コストパフォーマンスに優れた一級ワイン
[サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ナルバントン2020]



 モンジャール家のワイン造りは1620年から始まり、現当主のヴァンサン・モンジャール氏が8代目当主という由緒ある造り手ですが、現在の名称のドメーヌは、1945年にウジェーヌ・モンジャールとエドメ・ミュニレとの婚姻により創設されました。現当主ヴァンサン・モンジャール氏の父でヴォーヌ・ロマネ村の村長も務めたジャン・モンジャール氏の活躍した1970年代から1980年代にかけて高い名声を築きました。

 現当主のヴァンサン氏は、父の世代に比べ、やや樽香を抑えた洗練されたワインを造るようになり、テロワールの特徴を活かした濃縮した果実味と、樽香、フィネスを兼ね備えたワインを作り、時代と共にドメーヌの名声さらに高めてきました。

 ヴァンサン氏が「エシェゾーとグラン・ゼシェゾーは我が家の起源であり、最も大切なクリマ」と語っているように、ドメーヌ・モンジャール・ミュニレは、エシェゾーのスペシャリストとして知られていますが、上述したようにヴォーヌ・ロマネ村の村長を務めたほどの名家で、ヴォーヌ・ロマネの入り口にある「ル・リシュブール」というホテルレストランも経営している程の資産家でもありますので、エシェゾーとグラン・ゼシェゾー以外にもリシュブールとクロ・ド・ヴージョ等にも好立地区画を所有しています。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2020年のドメーヌ蔵出し正規品「サヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ナルバントン2020」です。

 ヴォーヌ・ロマネにドメーヌの本拠を置くモンジャール・ミュニレですが、このサヴィニ・レ・ボーヌ一級レ・ナルバントンにも1.37haの畑を所有しており、ここに植えられた平均樹齢53年の古樹からコストパフォーマンスに優れたワインを造っています。

 シモン・ビーズの本拠地として知られるサヴィニー・レ・ボーヌは、下のブルゴーニュワイン委員会作成の地図の通り、コート・ボーヌの北に位置し、葡萄畑は村の中央を流れるロワン川が造った扇状地の左右に広がっており、アペラシオン全体の地形は東に向かって大きく開けた半円形の劇場のような形をしています。川に近い位置や平坦な場所が「村名」畑で、丘の中腹が「一級」畑となっています。右岸の一級畑レ・ナルバントンの位置をご確認下さい



 スイス人作家マルセル・ルッフが、サヴィニー・レ・ボーヌのワインを「香り高く、うつろいやすい魂を持った情熱あふれるワイン」と表現したように、サヴィニー・レ・ボーヌは立地の良さや質の高さで最初に名前が挙がる地域ではありませんが、しばしば「難しいアペラシオン」あるいは「謎の多いアペラシオン」とも言われ、”ブルゴーニュ通”にとっては「コストパフォーマンスに優れたワインの宝庫」です。



 サヴィニー・レ・ボーヌがAOCに認定されたのは1937年、赤・白とも認められていますが、白ワインの生産は1割程度で、赤ワイン中心のアペラシオンと言うことができます。

 ロワン川は一級畑を右岸のボーヌ側と左岸のペルナン・ヴェルジュレス側とに二分し、ペルナン・ヴェルジュレス側の斜面に渡るとオー・ヴェルジュレスやセルパンティエールに代表されるテロワール固有の風味が感じられるサヴィニとなり、その一方、反対側のボーヌ側の斜面にあるナルバントン等からは豊作年では村名格のヴォーヌ・ロマネや上等のポマールを飲んでいるような濃厚・濃密なワインが造られます。

 また、「ブルゴーニュワイン大全」の著者ジャスパー・モリス氏は、その著書のサヴィニー・レ・ボーヌの説明の中で、次の言葉を引用し、サヴィニーのワインの秀逸さを紹介しています。



『大昔は、サヴィニーの大愛好家がいて、シャトー・ド・サヴィニーの玄関には[Les Vins de Savigny sont theologiques,nourrissants et morbifuges(和訳:サヴィニーの葡萄酒は神々の飲み物にして、滋養に富み、身体の優れざる時も飲むべし]との一文が刻んである。』



 サヴィニーの両岸の丘の一級畑のワインは若いうちでも楽しめますが、優れた生産者のワインは少なくとも10年はもつようにできていて、その間ずっと複雑さを増し、ブーケを深めていくとされていますので、良い造り手が良い畑で造るワインは大変お買い得で、コストパフォーマンスの良さではブルゴーニュでも有数のもので、お薦めです。

 最新ヴィンテージ2020年について、ブルゴーニュワイン委員会のHPを見ると、『2020年ヴィンテージは、発芽から収穫まで歴史的な早熟で、好天に恵まれ雨が降らなかったため、病気はほとんどなく、衛生状態の良い葡萄が収穫でき、多くの生産者にとって2020年のワインは並外れたものとなり、長期熟成向きの偉大なヴィンテージと予想される』と記しています。

 しかしながら、次の2021年ヴィンテージは、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。

 この影響もあり、2020年ヴィンテージは大幅な価格高騰かつ日本への輸入量も減少し、入手困難となっていますが、来年リリースの2021年ヴィンテージのワインは、更なる価格高騰と品薄が必至ですので、2020年ヴィンテージを是非ご検討下さいませ。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション輸入の蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:サヴィニー・レ・ボーヌ一級
    レ・ナルバントン2020 

仏語名:2020 Savigny-les-Beaune 1er Cru
     Les Narbantons

生産者:ドメーヌ・モンジャール・ミュニレ
    (Domaine Mongeard-Mugneret)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン

Your recent history

Category

Recommended