ラヴノーやヴァンサン・ドーヴィサと同じく長期熟成を可能とする古典的スタイル路線を歩むシャブリの造り手
ジェラール・デュプレシの最新ヴィンテージ
「シャブリ特級レ・クロ2019」
シャブリ最高の特級畑レ・クロの斜面中腹に位置する0.3haの区画の古樹の葡萄で造られる蔵出し正規品
*売切れ中でしたが、2022年7月に再入荷。既に卸元には在庫はなく、最後の入荷です。
長熟型シャブリを造る最高峰生産者が、フランソワ・ラヴノーとヴァンサン・ドーヴィサですが、同じ古典的スタイルのシャブリ造りの路線を歩むのが、「ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ(カーヴ・デュプレシ)」です。
現在は、先代ジェラール・デュプレシの息子のリリアン・デュプレシが経営を引き継ぎ、2007年からビオロジック栽培に移行し、2010年には認証を取得するなど様々な変化が見えています。
ジェラール・デュプレシが所有する畑は、約8haの比較的小規模なドメーヌですが、シャブリ最高特級畑レ・クロを筆頭にモンテ・ド・トネル等の優れた五つの一級畑と村名シャブリの畑を持っていることからシャブリのラインナップは大変充実しています。
こちらの商品は最新ヴィンテージ2019年のジェラール・デュプレシのトップ・キュヴェ「シャブリ特級レ・クロ2019」です。
シャブリの7つの特級中で最大かつ最良の畑が面積26.96haのレ・クロであることは衆目の一致するところですが、最大の所有者は4.11haを持つウィリアム・フェヴレで、ジェラール・デュプレシは南を向いたレ・クロの斜面中腹に僅か0.3haの区画を所有するのみです。
一般的に収量が多いシャブリでは葡萄の寿命が短く、老木を目にすることはあまりないのですが、ジェラール・デュプレシのレ・クロの区画には1964年植樹の樹齢50年を超える幹が見事な太さに育っています。
ジェラール・デュプレシのレ・クロは、この古樹と典型的なキンメリジャン地層の粘土石灰質土壌と理想的な日照条件とが合わさって完成する長期熟成型の偉大な特級シャブリです。
大変嬉しいことに、ジェラール・デュプレシのシャブリは、ヴァンサン・ドーヴィサやフランソワ・ラヴノーと同じ長期熟成を可能とする古典的スタイルの路線でありながら、価格面では大変リーズナブルなお値打ち品です。しかし、ブルゴーニュ地区より更に緯度の高いシャブリ地区では、近年霜害や雹害に襲われ、特にシャブリ最高の特級畑レ・クロは元々生産量が少ないことから、常に品薄な状態で入手が難しいワインとなっています。
また、ジェラール・デュプレシでは、冬を2回越すと瓶詰めされますが、瓶詰め後もしばらく熟成させ、リリアンたちが飲み頃に入ったという感触を得るまでは出荷されないことが多いため、ドメーヌからの出荷も他ドメーヌと比べて少し遅めです。自分で寝かせる必要がなく、飲み頃が近い点もワイン愛好家にとっては嬉しい点で、数多いシャブリ生産者の中にあってお薦めの造り手です。
また、シャブリの2019年について、シャブリ委員会は、「春の霜害と夏の猛暑と旱魃に襲われ、収穫量は例年を下回ったものの、酸が十分保たれたので、大変フレッシュでバランスの取れたワインに仕上がっている」と発表しています。ただ、2018年が品質の高い豊作であったため、前年からは大きく生産量が落ちています。
こちらの商品は、2022年7月に再入荷したラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
【商品内容】
商品名:シャブリ特級レ・クロ2019
仏語名:2019 Chablis Grand Cru Les Clos
生産者:ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ
(Domaine Gerard Duplessis)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン