マコン・イジェ2021 [ドメーヌ・ルフレ−ヴ]

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販売価格 7,260円(税込)
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”ピュリニーの至宝”ルフレーヴがマコンの地で造るコスパ抜群の白ワイン
2018年が初ヴィンテージの「マコン・イジェ2021」


ヴェルゼ村の丘陵の北に続くイジェ村の0.82haの区画で造る最新ヴィンテージの「マコン・イジェ2021」

*霜と湿気、病気等の悪条件により収量は半減したものの、ルフレーヴの経験と力量で乗り越えた[栽培者のヴィンテージ2021年]

  ドメーヌ・ルフレーヴといえば、透明感とミネラル感あふれるワイン造りで、ブルゴーニュの白ワインの最高峰と言える存在です。
 ピュリニー・モンラッシェにおよそ25haもの葡萄畑を所有し、しかも、その大部分を特級畑と一級畑が占めている大ドメーヌで、”ピュリニーの至宝”とも称えられる珠玉のドメーヌです。

 ルフレーヴ家は1580年から続く名家で、1717年よりピュリニィでワイン造りを開始しました。創設者はジョセフ・ルフレーヴ氏で、その後代々ルフレーヴ一族の経営が続き、現当主のアンヌ・クロード氏が一人で運営をするようになったのは1994年のことです。

 アンヌ・クロード氏が加わり、1997年のビオディナミ農法への移行等種々の改革を次々に実施し、ドメーヌは一気にトップの座へ浮上します。
 2006年に英デカンタ誌で専門家により世界で最も優秀な白ワイン生産者に選ばれ、2014年にはマスター・オブ・ワイン協会の「ワインメーカーズ・ワインメーカー」に選ばれました。
 
 しかしながら、ルフレーヴのワインは村名クラスであっても価格的になかなか手が出ないのが現実です。当主アンヌ・クロード氏もこの点を気にしており、そこで目を付けたのが、マコンの地で、このテロワールなら、「自分たちのスタイルを貫きつつ、気軽にルフレーヴのスタイルのワインを沢山の人に楽しんでもらえる」と2004年マコン地区ヴェルゼ村に9.33haの畑を取得し、2004年ヴィンテージからマコン・ヴェルゼとして醸造を始めました。入手の難しいルフレーヴのラインナップの中でも比較的 生産量が多く、価格も手頃なため人気のアイテムとなっています。

 ルフレーヴの素晴らしさは、本来熟成によって初めて発揮されますが、マコンは柔らかい果実味があり、比較的若いうちから楽しめます。クリーンで上品な果実味と、それを締める酸味が絶妙なバランスで、マコンならではの華やかさがあります。

 白のマコン・ヴィラージュを名乗ることができる(マコンの後に村の名前を付けることができる)村は現在26あり、これまでルフレーヴは、マコン・ヴェルゼを造ってきましたが、2018年から新たにマコン・イジェのリリースを始めました。

 こちらの商品は、最新ヴィンテージ2021年の「マコン・イジェ2021」です。 

 イジェ村はヴェルゼ村のすぐ北に隣接しており、イジェの葡萄畑はヴェルゼの丘の北の延長線上にあります。イジェで最も有名な生産者はドメーヌ・フイシェ(Domaine Fichet)ですが、ルフレーヴはこのイジェ村に0.82haの区画を所有しており、ここに1986年から1989年にかけて植えられた葡萄でマコン・ヴェルゼとは別にマコン・イジェを造り始めたのです。

 勿論その味わいはルフレーヴお得意のキリっとしたミネラルが感じられ、高貴な白い花やかすかな蜜の香り、グレープフルーツのような清々しさを持つ、清らかな味わいのコストパフォーマンス抜群のお買得ワインです。

 最新ヴィンテージ2021年について、フランス農務省では過去半世紀で最低収量のヴィンテージと発表しています。また、輸入元のラックコーポレーション様のHPにてもルフレーヴの2021年収穫についての動画が掲載されていましたが、その中で当主ブリス・ド・ラ・モランディエール氏は、『2021年はこの半世紀の間でワインが最も少ししか造れなかった年として、記憶に残るヴィンテージ』であり、『2021年は[栽培家のミレジム]で、栽培家の力、ノウハウが生きる。1970年代のようなクラシカルなスタイル』と語っています。

 また、現在ドメーヌ・ルフレーヴの公式HPにも2021年ヴィンテージについて次のように記載されていますので、一部を抜粋・和訳してご紹介します。これから順次リリースされるブルゴーニュ全ての生産者の2021年ヴィンテージに共通することですので、参考になさって下さい。


『2021年は、霜と湿気が特徴的なヴィンテージで、葡萄樹にとって特に困難な年ですが、全てを決めるのは自然です。

 かなり寒い冬の前半を経て、3月は春らしくなり、最後の1週間はさらに暖かくなり、葡萄樹の芽が現れ、成長を始めました。この芽吹きの時期の 4 月 6 日から 8 日まで 3 日間雪が降り、更に悪いことに夜間には非常に激しい霜に見舞われました。この影響は深刻で、例えばシュヴァリエ・モンラッシェでは各パーセルで、収穫量の3分の1から最大80%が失われました。

 その後、4 月と 5 月は冷涼で、雨が降り、葡萄の成長が遅れます。そして6月には、嵐と暑さが交互にやってきて、6月15日から19日にかけて小さな熱波が襲来し、翌週には頻繁に雷雨が発生、21日にはソルトレで雹が降るなど、不安定な天候が続きました。

 夏、7月は雨の多い時期で、カビやうどんこ病の被害が絶えず発生しており、ワイン生産者の介入が必要となりました。その後、8月中旬には待ちに待った太陽が現れ、気温も大幅に上昇し、この気象状況は9月初旬まで続き、これにより葡萄の成熟度の追いつきが促進されました。

 9月中旬に再び雨が降り続いたため、2021年の収穫は昨年の8月20日に比べて約1ヶ月遅い9月22日に始まるなど、近年続いてきた早い収穫とは全く異なる例外的な年でした。

 収穫は例年通り8日間続き、収穫は例年の半分ほどになりました。しかしながら、霜が降り湿気が多いこの複雑な年でも、成熟度(アルコール度)は 12°5 と順調に進み、非常に満足のいくヴィンテージが約束されました。』


  フランス農務省の発表や上述のルフレーヴの公式HPにある通り、2021年ヴィンテージは収量が激減し、その影響はワイン価格に反映されるはずですし、新型コロナの影響で、葡萄収穫の人件費や諸費用のアップ等も発生していることから、2021年のブルゴーニュワインの品薄と価格高騰は不可避な状況と申せます。従って、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージのワインは早めにご購入されることをお薦めいたします。

 ご参考までに(雑学豆知識):登記の関係から、こちらのマコン・ヴェルゼ等マコネ地区で造られるドメーヌ・ルフレーヴの仏語表記はピュリニーの銘柄と異なり、「Domaines Leflaive」(ドメーヌにSが付いています)となっています。マコンの葡萄も搾汁の後、マストはピュリニーに運ばれ、そこで醸造、熟成、瓶詰されますが、ピュリニー物と区別するためにそのように登記をしたようです。

 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入の蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。
  

【商品内容】
商品名:マコン・イジェ2021
    
仏語名:2021 Macon-Ige
    
生産者:ドメーヌ・ルフレーヴ
    (Domaines Leflaive)
容量 :750ml
タイプ:白ワイン

 

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