遅摘みによる「パワフルなヴァン・ド・ギャルド」
で知られるドメーヌ・コンフュロン・コトティドの
僅か0.08haの極小区画で造られる稀少キュヴェ
「特級マジ・シャンベルタン 2019」
2022年7月入荷の年号末尾に「9」の付く年は優良年”というジンクス通りの最新ヴィンテージの蔵出し正規品
「特級マジ・シャンベルタン 2019」
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドと言えば、1980年代のブルゴーニュで、一世を風靡したレバノン生まれの伝説的な醸造家「ギィ・アッカ」氏の名前を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドが、ギィ・アッカ氏のコンサルタントを受けていたのは、1977年から1990年代前半までで、今は、その当時5代目当主であった父ジャッキー・コンフュロン氏から代替わりし、二人の息子、ジャン・ピエールとイヴがドメーヌを運営していますが、現在でもその時の手法をベースとし、ドメーヌ独自の工夫を加えて、素晴らしい長熟型のワインを造り続けています。
ちなみに、ブルゴーニュには、同じコンフュロン姓を名乗るドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロンがありますが、ドメーヌに名を残す故ジャン・ジャック・コンフュロン氏とジャッキー・コンフュロン氏は兄弟の関係です。
先代の父ジャッキーの時代から、このドメーヌは「遅摘み」をモットーとしており、可能な限り完熟した葡萄を収穫しており、毎年最後に葡萄を収穫する造り手として知られています。また、畑では高密植栽培で収量を抑え、収穫した葡萄は、除梗せず、全房発酵させ、樽熟成についても新樽率を低くする一方で、熟成期間を長くとっています。
こうして造られるワインは、深みのある色調と豊かなアロマを持ち、味わいも濃縮感溢れるもので、まさに「パワフルなヴァン・ド・ギャルド(Vin de Garde=長期熟成型ワイン)」と呼ぶにふさわしいものです。
醸造するアペラシオンは、ドメーヌの本拠地の特級畑エシェゾー、クロ・ド・ヴージョを筆頭に、コート・ド・ニュィからコート・ド・ボーヌまで及んでいますが、ジュヴレ・シャンベルタンにも特級畑マジ・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン、一級畑ラヴォー・サン・ジャック、プティット・シャペル等の優れた特級・一級畑を所有しています。
こちらの商品は、コンフュロン・コトティドがジュヴレ・シャンベルタンに所有する二つの特級畑の一つ、最新ヴィンテージ2019年の「マジ・シャンベルタン2019」です。
特級畑マジ・シャンベルタンはジュヴレ・シャベルタンの特級畑群の北端にあり、村落にも一番近い面積9.10haの特級畑です。
ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏は、その著書の中で、『マジ・シャンベルタンは堅牢な骨格と大いなる力強さで有名で、他のシャンベルタン群と比べて野性的な性格で知られ、タンニン、皮革、ミント、甘草のニュアンスなどあらゆる複雑な香りがあり、例えばシャルム・シャンベルタンの豊富な甘い果実味とはかなりの隔たりがある。』と記しています。
同じくブルゴーニュワイン大全の中の資料によれば、このマジ・シャンベルタンの中にドメーヌ・コンフュロン・コトティドが所有する区画の面積は所有者20名中最小の[0.08ha]となっており、生産量が少ない稀少ワインです。
また、最新ヴィンテージとなる2019年のヴィンテージ評価は、各種ヴィンテージ・レポートによれば、『2019年は4月の気温低下による霜害、初夏の天候不順に伴う花ぶるいや結実不良、更に、夏の酷暑と水不足により、収量は2018年より25%〜35%減少するものの、陽射しに恵まれて、収穫された葡萄の熟度は高く、酸も豊かであることから品質は極めて良好で、年号末尾に「9」の付く年は優良年というジンクスは守られる』とのことです。しかし、残念なことに、11月恒例開催のオスピス・ド・ボーヌの競売会で顕著だったように、『2019年産のワインの品質は優れているものの、生産量が減少していることから、価格は2018年より高めとなる』旨も報告されています。
こちらは2022年7月に入荷したラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー在庫商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:特級マジ・シャンベルタン2019
仏語名:2019 Mazis Chambertin Grand Cru
生産者:ドメーヌ・コンフュロン・コトティド
(Domaine Confuron Cotetidot)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン