遅摘みによる「パワフルなヴァン・ド・ギャルド」
で知られるドメーヌ・コンフュロン・コトティドの
ほとんど単独で仕立てられない珍しい稀少キュヴェ
「ジュヴレ・シャンベルタン一級クレピヨ 2013」
2022年3月下旬入荷の、飲み頃も近く、価格面でもお買得なドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドと言えば、1980年代のブルゴーニュで、一世を風靡したレバノン生まれの伝説的な醸造家「ギィ・アッカ」氏の名前を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドが、ギィ・アッカ氏のコンサルタントを受けていたのは、1977年から1990年代前半までで、今は、その当時5代目当主であった父ジャッキー・コンフュロン氏から代替わりし、二人の息子、ジャン・ピエールとイヴがドメーヌを運営していますが、現在でもその時の手法をベースとし、ドメーヌ独自の工夫を加えて、素晴らしい長熟型のワインを造り続けています。
ちなみに、ブルゴーニュには、同じコンフュロン姓を名乗るドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロンがありますが、ドメーヌに名を残す故ジャン・ジャック・コンフュロン氏とジャッキー・コンフュロン氏は兄弟の関係です。
先代の父ジャッキーの時代から、このドメーヌは「遅摘み」をモットーとしており、可能な限り完熟した葡萄を収穫しており、毎年最後に葡萄を収穫する造り手として知られています。また、畑では高密植栽培で収量を抑え、収穫した葡萄は、除梗せず、全房発酵させ、樽熟成についても新樽率を低くする一方で、熟成期間を長くとっています。
こうして造られるワインは、深みのある色調と豊かなアロマを持ち、味わいも濃縮感溢れるもので、まさに「パワフルなヴァン・ド・ギャルド(Vin de Garde=長期熟成型ワイン)」と呼ぶにふさわしいものです。
醸造するアペラシオンは、ドメーヌの本拠地の特級畑エシェゾー、クロ・ド・ヴージョを筆頭に、コート・ド・ニュィからコート・ド・ボーヌまで及んでいますが、ジュヴレ・シャンベルタンにも特級畑マジ・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン、一級畑ラヴォー・サン・ジャック、プティット・シャペル等の優れた特級・一級畑を所有しています。
こちらの商品は、コンフュロン・コトティドがジュヴレ・シャンベルタンに所有する珍しい一級畑、「ジュヴレ・シャンベルタン一級クレピヨ2013」です。
ジュヴレ・シャンベルタン一級クレピヨは、有名なクロ・サン・ジャックとレ・シャンポネの間にある畑面積2.76haの小さな一級畑で、この名前がラベルに書かれたワインはほとんど目にすることはなく、畑名をご存じでいない方が多いと思います。比較的平坦な畑で、ラヴォー渓谷から押し流されてきた土が土壌に影響を与えています。
ブルゴーニュワインに詳しい方は、クロード・デュガが造る畑名の付かない「ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ」が、このクレピヨとラ・ペリエールをブレンドしたものであることをご存じかもしれません。下に、クレピヨの位置を示す航空写真を掲載していますので、ご確認下さい。
2013年のブルゴーニュは天候に悩まされた年でした。 春は雨と高い湿度に悩まされ、全体的に生育が遅くなり、開花期にも雨が降り、花ぶるいや結実不良が起きてしまいます。更には比較的冷涼な夏となり、雹の被害を受けることにもなりました。多雨、低温、霜害、雹害、花ぶるいにベト病と、葡萄栽培には苦難の年でした。従って2013年は一般的にはヴィンテージチャートは平均年評価とされています。
しかし、実際に蓋を開けてみると2013年ヴィンテージは綺麗でエレガントなミレジムとなり、「良いサプライズ」もしくは「化けたヴィンテージ」というのが現在の生産者の評価です。
この理由は、収穫前の8月は晴天が続き、赤はタンニンの熟成をじっくりと待てる好機を得たので、多くの優良生産者は、完熟した葡萄を得るには収量をぎりぎりまで低くし、選果も厳しくしたため、凝縮感があり、各テロワールの特徴が際立っているヴィンテージとなったためです。
こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー保管商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:ジュヴレ・シャンベルタン一級クレピヨ2013
仏語名:2013 Gevrey- Chambertin 1er Cru
Craipillot
生産者:ドメーヌ・コンフュロン・コトティド
(Domaine Confuron Cotetidot)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン