遅摘みによる「パワフルなヴァン・ド・ギャルド」
で知られるドメーヌ・コンフュロン・コトティドの
0.39haの区画で造られる稀少キュヴェ
「特級シャルム・シャンベルタン 2014」
2022年3月下旬入荷の、飲み頃も近く、価格面でもお買得なドメーヌ蔵出し正規品のバック・ヴィンテージ
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドと言えば、1980年代のブルゴーニュで、一世を風靡したレバノン生まれの伝説的な醸造家「ギィ・アッカ」氏の名前を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドが、ギィ・アッカ氏のコンサルタントを受けていたのは、1977年から1990年代前半までで、今は、その当時5代目当主であった父ジャッキー・コンフュロン氏から代替わりし、二人の息子、ジャン・ピエールとイヴがドメーヌを運営していますが、現在でもその時の手法をベースとし、ドメーヌ独自の工夫を加えて、素晴らしい長熟型のワインを造り続けています。
ちなみに、ブルゴーニュには、同じコンフュロン姓を名乗るドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロンがありますが、ドメーヌに名を残す故ジャン・ジャック・コンフュロン氏とジャッキー・コンフュロン氏は兄弟の関係です。
先代の父ジャッキーの時代から、このドメーヌは「遅摘み」をモットーとしており、可能な限り完熟した葡萄を収穫しており、毎年最後に葡萄を収穫する造り手として知られています。また、畑では高密植栽培で収量を抑え、収穫した葡萄は、除梗せず、全房発酵させ、樽熟成についても新樽率を低くする一方で、熟成期間を長くとっています。
こうして造られるワインは、深みのある色調と豊かなアロマを持ち、味わいも濃縮感溢れるもので、まさに「パワフルなヴァン・ド・ギャルド(Vin de Garde=長期熟成型ワイン)」と呼ぶにふさわしいものです。
醸造するアペラシオンは、ドメーヌの本拠地の特級畑エシェゾー、クロ・ド・ヴージョを筆頭に、コート・ド・ニュィからコート・ド・ボーヌまで及んでいますが、ジュヴレ・シャンベルタンにも特級畑マジ・シャンベルタン、シャルム・シャンベルタン、一級畑ラヴォー・サン・ジャック、プティット・シャペル等の優れた特級・一級畑を所有しています。
こちらの商品は、コンフュロン・コトティドがジュヴレ・シャンベルタンに所有する二つの特級畑の一つ、「シャルム・シャンベルタン2014」です。
特級シャルム・シャンベルタンは、シャンベルタンと道一本を挟んで東側に隣接する面積12.24haの特級畑ですが、平坦な粘土石灰質土壌のこの畑は、隣接する面積18.59haのマゾワイエール・シャンベルタンもシャルム・シャンベルタンを名乗ることができるため、市場には多くのシャルム・シャンベルタンが存在します。
ドメーヌ・コンフュロン・コトティドは、マゾワイエールではなく本当のシャルムに0.39haの区画を所有しており、「シャルム」の名にふさわしい素晴らしいワインを造っています。
2014年ヴィンテージは、春の雹害や6月後半の大嵐による被害はあったものの、比較的冷涼な夏と9月の晴天により、葡萄は健康な良い状態で収穫された結果、2014年は白ワインは最高の出来、赤ワインも非常に良い出来と評価されています。
また、著名ワイン評論家でマスター・オブ・ワインのジャスパー・モリス氏は2014年の赤ワインについて、「バランスが良くエレガントで安心して中期的な熟成を楽しめるヴィンテージ」と評価し、「神話的な地位を得ることはできないが、味わいでは大きな喜びを与える(The 2014 vintege will not gain mythical status,but it will offer a huge amount of pleasure.) 」とヴィンテージ・レポートに記しています。
そんな優良年2014年のブルゴーニュワインの価格は、対ユーロの為替レートが有利に働いた結果、近年のブルゴーニュワインの価格高騰の中にあって、全般的にお手頃の価格でご案内できており、この点でもお薦めのヴィンテージです。
こちらは2022年4月に当店に入庫したラックコーポレーション輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、エノテカ那須レンタルセラー在庫商品ですが、セラー契約上、お客様への直送はできないため、一旦当店を経由しての配送となりますので、通常より2〜3日お時間をいただきます。
【商品内容】
商品名:特級シャルム・シャンベルタン2014
仏語名:2014 Charmes- Chambertin Grand Cru
生産者:ドメーヌ・コンフュロン・コトティド
(Domaine Confuron Cotetidot)
容量 :750ml
タイプ:赤ワイン