ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ オー・ヴァロン ルージュ 2021[ドメーヌ・ミシェル・グロ]

型番 店舗内セラー在庫
販売価格 5,280円(税込)
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名門グロ家の嫡流ドメーヌが40年の歳月をかけて育て上げた、自慢のレジオナル赤ワイン

最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ オー・ヴァロン ルージュ]

 ブルゴーニュの名門グロ一族の本家を継ぐ嫡流が六代目当主が運営するドメーヌ・ミシェル・グロです。(現在、子息のピエール氏が七代目当主に就任しています。)

 特級畑クロ・ヴージョ グラン・モーペルテュイとモノポールの一級畑クロ・デ・レアがドメーヌ・ミシェル・グロを代表する二つの看板ワインですが、これ以外にドメーヌのラインナップの中でコスト・パフォーマンスに優れたお値打ち品のレジオナルのオート・コート・ド・ニュイも見逃せません。

 オート・コート・ド・ニュイ(Hautes-Cotes de Nuits)は、「高地のコート・ド・ニュイ」の意味の通り、コート・ド・ニュイの斜面に向かって西になだらかに続く標高300m〜400mの台地の上にある畑で、その範囲は北端のヴェルジからオート・コート・ド・ボーヌとの境界線上に位置するマニ・レ・ヴィレまで19の村に広がっています。

 下に、オート・コート・ド・ニュイのおおよその範囲がわかる地図を掲載していますので、ご確認下さい。銘醸畑群が連なるコート・ド・ニュイの著名な村々の西に広がる標高の高い台地がオート・コート・ド・ニュイで、INAOがこのアペラシオンを認めたのは1961年のことです。



 名門グロ一族の創始者であるアルフォンス・グロ氏は、1804年にオート・コート・ド・ニュイのショー村(ニュイ・サン・ジョルジュの西)に生まれ、1830年にヴォーヌ・ロマネにやってきて、今日のグロ家の隆盛の礎を築きました。

 従って、グロ家の人々にとってオート・コート・ド・ニュイは、「祖先の地」とも言える地区であることから、この地への思い入れは強く、特にグロ家嫡流のドメーヌ・ミシェル・グロは父のジャン・グロ時代から開拓を始め、今ではアルスナン村を中心に10.24haの畑所有しており、この地区での先駆的生産者となっています。

 こちらの商品は最新ヴィンテージ2021年のドメーヌ蔵出し正規品[ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ オー・ヴァロン ルージュ]です。

 オート・コート・ド・ニュイの中でも単一畑として最初に独立させた区画名付きのワインが、「オート・コート・ド・ニュイ フォンテーヌ・サン・マルタン」で、当主ミシェルが父ジャンの意志を継承し40年の歳月をかけて造り上げたモノポール区画です。

 ミシェルのオート・コートに対する個性と可能性の探求は更に続き、2014年にリリースしたモノポール・フォンテーヌ・サン・マルタンに続いて、2016年のヴィンテージから「オー・ヴァロン」のキュヴェを独立させることにしました。

 この2016年に新たにリリースした「オート・コート・ド・ニュイ オー・ヴァロン」は、マレイ・レ・フュッセイ村で造られるミシェル・グロの新たなキュヴェで、所有する区画は、標高が425〜440mと高く、南向きで太陽の恵みを存分に受けています。1978年から徐々に畑を購入しはじめ、今では3haを所有。植樹も当時から徐々に行っており、平均樹齢も40年に達しており、コストパフォーマンスに優れたお値打ちワインです。

 最新ヴィンテージとなるブルゴーニュの2021年は、遅霜や湿気、病気等により葡萄畑は壊滅的な被害を被り、また、フランス農務省からも過去半世紀で最低の収量との報告もされています。中でも、4月初旬の遅霜により、萌芽が早く早熟のシャルドネ主体のコート・ド・ボーヌ地区の霜害の被害は甚大で、コート・ド・ボーヌの白ワインは平均収穫量の70%〜80%減少と言われています。

 芽吹きの遅いピノ・ノワールは、シャルドネほどの被害はないものの、やはり収量は減少しており、ミシェル・グロの公式HPでは、2021年について、『コート・ド・ニュイでは、収量の40%〜50%が失われた。高地のオート・コート・ド・ニュイは、芽吹きが遅く、霜害の被害は免れたものの、うどんこ病の蔓延と健全な葡萄を得るための厳しい選果により、収量は大きく減少した』と記しています。

 ある著名な生産者が、2021年ヴィンテージについて、『葡萄畑が大変な年で、衛生状態の良い、健全な葡萄を収穫するために一生懸命働いた』と語っているように、ブルゴーニュの2021年は『栽培家の力量と経験、ノウハウが生きた[栽培家のミレジム]とも言われ、収量こそ少ないものの、霜害や病害等の悪条件を乗り越えて健全に実った葡萄で造られたワインは高品質で、1970年代のようなクラシカルなスタイル(涼しい気温と変わりやすい天候を思い出させる、昔の純粋なブルゴーニュのヴィンテージ)』に仕上がっています。

 この収量減の影響で、これから順次リリースされる2021年ヴィンテージは大幅な価格高騰と品薄が必至な状況となっておりますので、著名生産者のワインはお早目の購入をお薦めいたします。


 こちらの商品は、ラックコーポレーション様輸入のドメーヌ蔵出し正規品で、店舗内セラー保管商品です。


【商品内容】
商品名:ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
    オー・ヴァロン ルージュ2021
    
仏語名:2021 Bourgognue Hautes-Cotes de Nuits
     Au Vallon Rouge

生産者:ドメーヌ・ミシェル・グロ
     (Domaine Michel Gros)

容量 :750m
タイプ:赤ワイン


ドメーヌ・ミシェル・グロの公式HPに於いて、2021年ヴィンテージ情報が発表されておりますので、参考までに全文を掲載いたします。ミシェル・グロのみならず、2021年のブルゴーニュ全体にほぼ共通するヴィンテージ情報としてお読みくださいませ。
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 2020年から2021年にかけての冬は温暖で湿度が高く、冬が開ける頃には土壌に十分な 水分が蓄えられていました。

 2月末に温かくなり、早期の芽吹きを心配しましたが、幸いにも 3月に入ると冷涼な気候に戻り、月末になって気温が上昇してきました。

 葡萄の成長サイクル が既に始まっている中、4月6、7、8日に霜が下りたとき、それは衝撃的な惨事となりました。 損害はとても深刻でしたが、区画による大きな差も見られました。丘の頂上付近の畑ではより 早くに成長が始まるため損害が大きく、成長の遅い平野の畑では比較的損害が限られていました。コート・ド・ニュイで失われた芽は平均すると 40~50%、オート・コート・ド・ニュイは 標高が高く、成長が遅いために霜害を完全に逃れていました。

 8月中旬から天候条件が改善され、葡萄の色づきや成熟が助けられました。葡萄の健全さはこの時点で満足のいくものでしたが、ウドンコ病の存在はたくさんの畑で認められ、 特にオート・コート・ド・ニュイで増加していました。

 収穫は 9月19日にコートで始まり、10月3日にオート・コートで終わりました。コー ト・ド・ニュイでの葡萄の健全さはとても満足度の高いものに留まり、選果も軽くする程度 で済みました。

 一方、オート・コート・ド・ニュイでは、特に 9 月末に雨が降り出したことか ら、葡萄の健全度が落ちてしまい、最良の品質だけを求めるために厳しい選果が必須となり ました。区画の中の一つはあまりに劣化がひどく、収穫さえも出来ませんでした。

 ここ最近の 3 つのヴィンテージと異なり、2021年はより冷涼な年ですが、難しい天候に善処を尽くした、とても良い品質を呈す「クラシック」なヴィンテージと形容することができ るでしょう。美しいバランスに特徴づけられたこの年のワインは、果実味が高く、多大な繊細 さがあります。地方名のアペラシオンのワインは直ぐに喜びを与えてくれ、より格高い畑から 造られたワインは長期熟成に相応しいでしょう。




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