ロマネ・コンティを脅かす存在!! カルト的な人気を誇る小規模ドメーヌ
【ドメーヌ・クロード・デュガ】
〜Domaine Claude Dugat〜
ドメーヌ・クロード・デュガは、全盛期のロマネ・コンティを脅かす存在と言われるブルゴーニュ最高峰のワイン生産者で、カルト的な人気を誇る小規模ドメーヌです。
クロードの父モーリスの時代、造られたワインはほとんど全量ネゴシアンに樽売りされていましたが、クロードの代になって、1982年頃からドメーヌ元詰めを少しづつ開始し、1993年から全量ドメーヌ元詰めとなりました。
有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏は、これまで6本のブルゴーニュ・ワインに対し、100点満点を付与していますが、その内訳は、ドメーヌ・ロマネ・コンティが3本、ドメーヌ・ルロワが2本で、あと1本がこのドメーヌ・クロード・デュガの造った「1993グリオット・シャンベルタン」なのです。
「ワインは葡萄の出来が全て」の言葉通り、クロード・デュガの品質の鍵は、原料となる葡萄にあり、その信条は「収量が少ないこと、収穫される葡萄が完熟していること、古樹であること、そして自然と調和して手をかけすぎないこと」という不干渉主義に基づいています。
そのようにして造られるデュガのワインは、恐ろしいほど豊かで凝縮感の強い、複雑なアロマを持つ華やかなワインとして知られます。
しかし、1990年代、このドメーヌのワインは生産者の意に反して、その稀少さ故に投機的な対象となり、その称賛とともに価格も異常なまでに高騰し、一般のワイン愛好家の目に触れない所に消えていったことも事実です。
このため、クロード・デュガを実際に味わう機会を持った人はあまりおらず、また、所有する畑はジュヴレ・シャンベルタンにあるものの、アペラシオンを代表する特級畑であるシャンベルタン及びシャンベルタン・クロ・ド・ベーズを所有していないため、他の主要生産者との比較もできないことから、価格とその評価には賛否両論がありますが、超一流の造り手であることは間違いありません。
現在は、過去の異常なまでの価格高騰は収まっていますが、一級・特級クラスのワインは、その品質の素晴らしさに加え、生産量が少なく稀少のため、依然ブルゴーニュ愛好家垂涎の入手困難なワインの代表格となっています。
また、クロード・デュガのセラーは、かつて「グランジュ・オ・ディーム[Grange aux Dimes=十分の一税の穀物蔵])」と呼ばれ、中世に人々が教会のために「十分の一税」として、葡萄や穀物を持ち寄る貯蔵庫であったもので、その建物が建てられたのは1219年ですが、内部の石柱についてはガリア時代にまで遡ると言われる歴史的にも由緒ある建造物です。
ドメーヌでは世代交代が進み、ドメーヌの現在の当主は、長男のベルトラン氏で、姉のレティシア、妹のジャンヌもワイン造りと運営に関わり、ドメーヌを支えています。
下の表は、ドメーヌ・クロード・デュガの所有畑一覧表です。いかに小規模ドメーヌで、特に特級・一級ワインの生産量が少なく、稀少であるかが分かりますね。とりわけ、特級のグリオット・シャンベルタンは恵まれた年でせいぜい2樽、シャペル・シャンベルタンに至っては1樽の上に、折半耕作で半分を地主に渡すため更に稀少なワインとなっています。(*注:表中の畑以外に、ACブルゴーニュの畑約1.5haを所有しています)
特級シャルム・シャンベルタン2021[ドメーヌ・クロード・デュガ]
82,500円(税込)
SOLD OUT
ジュヴレ・シャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック2021 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
43,890円(税込)
ジュヴレ・シャンベルタン ラ・マリー2021 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
24,750円(税込)
ジュヴレ・シャンベルタン2021 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
16,940円(税込)
ブルゴーニュ・ルージュ 2021 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
8,910円(税込)
特級グリオット・シャンベルタン2021[ドメーヌ・クロード・デュガ]
138,930円(税込)
SOLD OUT
2021ブルゴーニュ・ルージュ & ブルゴーニュ・ブラン 2本セット [ドメーヌ・クロード・デュガ]
17,930円(税込)
SOLD OUT
ブルゴーニュ・ブラン 2021[ドメーヌ・クロード・デュガ]
9,350円(税込)
特級シャルム・シャンベルタン2020[ドメーヌ・クロード・デュガ]
68,750円(税込)
SOLD OUT
ジュヴレ・シャンベルタン一級ラヴォー・サン・ジャック2020 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
36,850円(税込)
SOLD OUT
ジュヴレ・シャンベルタン ラ・マリー2020 [ドメーヌ・クロード・デュガ]
21,450円(税込)
SOLD OUT
カルト的な人気を誇る小規模生産者のドメーヌ・デュガ・ピィとドメーヌ・クロード・デュガが従兄弟関係(父親同士が兄弟)にあることはご存知だと思いますが、下にデュガ家の家系図を掲載しますので、その関係をご確認下さい。
従兄弟関係にあるドメーヌ・デュガ・ピィのセラーが、12世紀に建てられ、ディジョンのベニーニョ大聖堂のワインの保管蔵として使われた「ブルゴーニュ最古のワインセラーの一つ」として有名ですが、ドメーヌ・クロード・デュガのセラーもまた、それに匹敵する由緒ある歴史を有するものです。
ドメーヌ・クロード・デュガのセラーは、かつての「セリエ・デ・ディーム」、すなわち教会の徴税物貯蔵庫であった施設で、建物が建てられたのは1219年ですが、内部の石柱についてはガリア時代にまで遡ると考えられている歴史建造物なのです。
クロード・デュガ氏の父、モーリス氏がこの歴史ある建物を購入したのは1955年で、それ以降ドメーヌの人気と品質にふさわしい仕事場となっているのです。