妥協なき造りによる理想のワインを探求する造り手ニコラ・ポテル

 伝説的な醸造家ジェラール・ポテルの流れを汲む注目のドメーヌ

 【ドメーヌ・ド・ベレーヌ(ニコラ・ポテル)】

  〜 Domaine de Bellene〜


 手頃な価格で高品質のワインを供給するネゴシアン部門

 【ロッシュ・ド・ベレーヌ(ニコラ・ポテル)】

  〜 Roche de Bellene〜


 ニコラ・ポテルの父ジェラール・ポテルはヴォルネイの名門ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールで醸造責任者を務め、ドメーヌの名を世に知らしめた伝説の人物で、 かのドメーヌ・デュジャックの創設者ジャック・セイスがブルゴーニュに初めてやって来た時に師事したのもこのジェラール・ポテルでした。

 その息子ニコラ・ポテルは、16歳でボーヌの醸造学校を終え、ブルゴーニュ(コント・ラフォン、ルーミエ、ミシェル・ジュイヨ等)のほか、オーストラリア(ルーウィン・エステート、モス・ウッド等)、カリフォルニア(ベリンジャー)の名だたる生産者の下で修行を重ね、1992年には父のいるドメーヌ・ド・ラ・プス・ドールに加わり、父の良きサポート役として活躍しました。

 1996年には父と共にネゴシアン「メゾン・ニコラ・ポテル」を設立し、ヴィニュロン目線で限りなくドメーヌに近い「新しいタイプのネゴシアン」として一躍脚光を浴びますが、翌年父ジェラールの急逝による諸事情からメゾンを大手コタン・フレール社に売却します。

 

 2008年までメゾン・二コラ・ポテルにいましたが、自身のワイン造りに対する思いは捨てきれず、2008年にコタン・フレール社と決別し、自分の名前を冠したメゾンを去ることとなり、ボーヌ市内に入手した16世紀建立の古いセラーを改築し、そこを拠点として自社葡萄で造る「ドメーヌ・ド・ベレーヌ」とネゴシアンの「ロッシュ・ド・ベレーヌ」を起ち上げました。

 

 但し、ニコラ・ポテルの商標権が登録済であるため、自分の名前ニコラ・ポテルを使用できない状態にあり、これが一番分かりにくい点です。つまり、コタン・フレールが所有するメゾン・二コラ・ポテルを引き続き運営しているため、自分の名前である「ニコラ・ポテル」が商標使用できず、ポテル家のルーツであるボーヌに由来する名をドメーヌに冠することとしたのです。

 従って、現在のメゾン・二コラ・ポテルにはニコラ・ポテル氏はおらず、2008年ヴィンテージ以降のメゾン・ニコラ・ポテルのワインには全く関わっておりません。

 

 また、ドメーヌの名称のベレーヌとはガリアの太陽神「Belenos(ベレノス)」に由来しており、ボーヌ市の古い呼称でもあります。ボーヌ市はローマ時代にBelenaと呼ばれており、その後中世時代にBelleneとなり、18世紀にBaulne、そして現在のBeauneへと変わっています。

 ドメーヌ・ド・ベレーヌの所有する畑は下の一覧表の通りですが、2005年にボーヌのドメーヌ・カルマントランから畑を購入したのを手始めに自社畑を拡充し、2009年にドメーヌの看板ワインの「ヴォーヌ・ロマネ一級レ・スショ」と半分が特級格の有名な村名格畑「レ・カルティエ・ド・ニュイ」も取得し、現在では借地を含め22haで葡萄を栽培しています。

 ドメーヌ・ド・ベレーヌでは、コート・ド・ボーヌ中心の畑から醸造までビオロジックの考えを貫き、妥協なき造りによる理想のワインを探求しています。ワインはいかなる場合でも、補糖・補酸等を 一切行わず、ヴィエイユ・ヴィーニュ表記をする場合は、平均樹齢50年以上としています。また、その畑とワインについての情報(畑の位置、面積、土質や葡萄の収穫日、ボトル詰め日等)がエチケットに記されているのも消費者にとって嬉しいことです。

 ロッシュ・ド・ベレーヌでは、持ち前の人柄と父譲りの幅広い人脈を活かし、従来のメゾン・ニコラ・ポテル時代より葡萄の供給を受けていた栽培農家とドメーヌとの関係の多くをそのまま引き継いでおり、古樹を重視し、テロワールを反映した自然でピュアなワイン造りを継続しています。

 このロッシュ・ド・ベレーヌの中でもコレクション・ベレナムはオールド・ヴィンテージ・セレクションで、ニコラ自らが生産者を訪ね、選び抜いた古酒です。レアなグレート・ヴィンテージや掘り出しもの的なヴィンテージもセレクションされており、熟成を経たワインの醍醐味を楽しんでいただけます。

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