ラヴノーやドーヴィサと同じ路線を歩む古典的シャブリの造り手

ビオロジック認証を取得し、価格もお値打ちなお薦めのドメーヌ

 【ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ】

  〜Domaine Gerard Duplessis〜


 早飲みタイプの白ワインというイメージのシャブリですが、実はムルソーやピュリニー・モンラッシェ以上に熟成可能なものが存在します。それがドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサとドメーヌ・フランソワ・ラヴノーの造るシャブリで、伝統的な樽醸造を守り続ける長熟シャブリの最高峰生産者です。両者の造りやワインのスタイルはよく似ていますが、それは両ドメーヌ現当主の父が義理の兄弟ということも関係しているかもしれません。

 この二つの最高峰生産者と同じく、長期熟成を可能とする古典的スタイルのシャブリ造りの路線を歩むのが、「ドメーヌ・ジェラール・デュプレシ(カーヴ・デュプレシ)」です。

 現在は、先代ジェラール・デュプレシの息子のリリアン・デュプレシが経営を引き継ぎ、2007年からビオロジック栽培に移行し、2010年には認証を取得するなど様々な変化が見えています。

 現在、ジェラール・デュプレシが所有する畑は、約8haの比較的小規模なドメーヌですが、下の所有畑一覧表の通り、シャブリ最高特級畑レ・クロを筆頭にモンテ・ド・トネル等の優れた五つの一級畑と村名シャブリの畑を持っていることからシャブリのラインナップは充実しています。

 ブルゴーニュワイン大全の著者ジャスパー・モリス氏は、その著書の中で、ジェラール・デュプレシの魅力について、「伝統的なシャブリの特徴と畑ごとの個性の両方をはっきりと示している。」と述べており、代替わりしたリリアン氏は、父の時代の畑仕事や醸造方法を受け継ぎつつも、新たな工夫を加えて、ワインの品質向上に努めています。

 ヴァンサン・ドーヴィサやフランソワ・ラヴノーと同じ長期熟成を可能とする古典的スタイルの路線のシャブリながら、価格面では大変リーズナブルなお値打ち品です。また、冬を2回越すと瓶詰めされますが、瓶詰め後もある程度熟成させ、リリアンたちが飲み頃に入ったという感触を得るまでは出荷されないことが多いため、ドメーヌからの出荷も他ドメーヌと比べて遅めです。自分で寝かせる必要がなく、飲み頃が近い点もワイン愛好家にとっては嬉しい点で、数多いシャブリ生産者の中にあってお薦めの造り手です。

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