白ワインの最高峰モンラッシェ所有者16人の一人

 サン・トーバン最高の造り手で白の名手

 【ドメーヌ・マルク・コラン】

  〜Domaine Marc Colin et Ses Fils〜


 サントーバンは白の銘醸地ピュリニー・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェの二つの村の西に隣接しており、かつてはこの二つの名高い村の陰に隠れたようなアペラシオンでした。しかし近年、最高の白を産み出すモンラッシェの山の背後に控える白主体の産地で、「知る人ぞ知るシャルドネの聖地」として、その価値が認められています。

 そのサントーバンで最も偉大なドメーヌがドメーヌ・マルク・コランです。1944年生まれのマルクは1970年、26歳の時にドメーヌを創設し、当初はサントーバンとシャサーニュ・モンラッシェに6haの畑をもつのみでしたが、80年代から90年代にかけて畑を広げ、下の所有畑一覧表の通り、サントーバン、シャサーニュ・モンラッシェのほか、ピュリニー・モンラッッシェとサントネイにも畑をもち、20ha、30のアペラシオンを手がけるまでに成長しました。

 また、30のアペラシオンの内、25が白ワインであることから、マルク・コランは白の造り手として有名で、「もしサントーバンのクリマの特徴を知りたければ、このドメーヌの一級畑を並べて試すとよい」とも言われています。

 しかし、何と言ってもマルク・コランを有名にしているのは、白ワインの最高峰モンラッシェの16人の所有者の内の一人であることでしょう。下の写真の通り、マルク・コランのモンラッシェ区画は、シャサーニュ側ル・モンラッシェのコント・ラフォンとDRCの区画の上の最上部に位置する「ダン・ド・シャン(犬の歯)」と呼ばれる僅か0.1068haの極小区画で、ここから毎年2樽のモンラッシェを造っており、凝縮感があり、余韻も長くフィネスを感じるモンラッシェとして高く評価されています。

 また、モンラッシェ下に位置する特級畑バタール・モンラッシェにも僅か0.10haの区画を所有しており、この極小区画から造られるマルク・コランのバタール・モンラッシェもまた、入手困難な稀少ワインとして大変人気があります。

マルクは2000年代前半に完全引退し、後を継いだのは3人の息子と一人娘でしたが、すぐに長男ピエールが独立し、モレ家出身の妻カロリーヌと共にピエール・イヴ・コラン・モレを立ち上げ、ドメーヌを去ります。

 その後2017年の収穫前に次男のジョセフが自分自身のドメーヌ・ジョセフ・コランを立ち上げたため、現在、三男のダミアンが当主となり、長女のカロリーヌとともに、ドメーヌを引き継いでいます。この相続のため、現在のドメーヌの所有畑は12haとなっています。

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