古典的な手法でエレガンスを体現するヴォーヌ・ロマネの注目ドメーヌ

看板ワインの特級グラン・ゼシェゾーは滅多に市場に出回らないブルゴーニュ愛好家垂涎の稀少キュヴェ

 【ドメーヌ・ロベール・シリュグ】

  〜Domaine Robert Sirugue〜


 ロベール・シリュグは1960年に創設された家族経営の小規模ドメーヌで、生産本数が少ないことに加え、顧客も昔からの個人客が主体となっていることから、一般のマーケットに出てくるのは極僅かで、入手は非常に困難な造り手です。

 また、シリュグ家はブルゴーニュワインの神様と称えられるアンリ・ジャイエ家の流れを組んでおり、アンリ・ジャイエ氏の父ユージン・ルイ・ジャイエ氏の長兄ジャン・フランソワ・ジャイエ氏の娘がシリュグ家に嫁いでいることも関心を集めています。

 

 現在は4代目当主であるマリー&ジャン夫妻と息子のアルノー氏が中心となって活動しており、古典的な手法でエレガンスを体現する、ヴォーヌ・ロマネ村の注目ドメーヌです。

 ドメーヌ・ロベール・シリュグは下の主要所有畑一覧の通り、ドメーヌの本拠地ヴォーヌ・ロマネ村を中心に約12.0haの畑を所持しています。所有する畑の中で、燦然と輝くのが稀少キュヴェの特級畑「グラン・エシェゾー」と「ヴォーヌ・ロマネ一級畑レ・プティ・モン」です。

 特にロベール・シリュグの看板ワインのグラン・ゼシェゾーは、市場には滅多にでてこないブルゴーニュワイン愛好家垂涎の逸品として知られています。

 現在、グラン・ゼシェゾーの所有者は12名で、最大所有者は3.53haのDRCですが、ロベール・シリュグは所有者の中で最小の0.13haで、全房発酵、新樽率100%で、通常2樽(600本)のみ造られるこのグラン・ゼシェゾーは、骨格が太く、スケールも大きく、また多層的な厚みを有する稀少キュヴェです。

 また、「小さな山」の意を持つ、ヴォーヌ・ロマネ一級レ・プティ・モンは、特級畑リシュブールの斜面上方に位置し、幻の畑クロ・パラントゥとオ・レニョに挟まれた銘醸一級畑で、リシュブールを少し軽くしたワインと評されます。約半分は全房発酵され、タンニンと果実味が優しく抽出され、エレガントでフィネス溢れる仕上がりのワインです。上述の看板ワインのグラン・ゼシェゾーが生産量も少なく、ほとんど市場に出回らないことから、このレ・プティ・モンが実質的なトップ・キュヴェと言える存在です。

 ロベール・シリュグは、化学薬品を使用しない害虫対策などナチュラルで地球に優しいグリーンな方法に強いこだわりを持っており、葡萄が自然のままに成熟するように管理しています。また、植えられている葡萄樹の平均樹齢は35年〜40年のものが多く、収穫は手作業により大切に行われます。

 醸造方法には古典的な手法を採用することで、ワインにエレガンスをもたらしています。その最たる例として挙げられるのが、収穫した葡萄をなるべく潰さないよう、発酵槽に入れる際に、バケツでの移動に切り替え、更に、ピジャージュの回数の抑制などを推し進め、エレガンス感溢れるワインスタイルへと導きました。

 一方で、近年には醸造設備の革新を進めています。DRCと同じ葡萄の選別機を導入することで、ヴィンテージの良し悪しに関係なく、熟した果実だけを選別できるように改良し、その品質は劇的に向上。クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げました。それが功を奏し、新たなファンの獲得につながっている注目のドメーヌです。

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